嫉妬してや！-Hirano Sho-

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紫耀「やっぱりのんちゃんと……」





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紫耀はボソッと呟いて


バンっと大きい音を立ててドアを閉め

出て行った。


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『紫耀…ｯ‼︎‼︎』



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私はどうすればええの…？


もちろん、紫耀を追いかけたい。


追いかけないと後悔する、一生…



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でも、このまま望をほっていくなんて
こんな大切な人

ほっていくなんて







……出来へん。



小さい頃からずっと助けてくれてんもん．



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私は望の制服の裾をギュッと掴んだ




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望「A……？？」



『私は…望と居るから……』



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決めた…から。



そしたらなぜか望は怒ったような顔をして



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望「阿保。
……紫耀追いかけろ、まだ間に合うから…はよ行け‼︎‼︎」


と、私の背中を押した。



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『…でも、望ｯ』


望「言うたやん、
俺の幸せはお前が幸せでいることやって。」



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そう云って

クシャッと笑った望がかっこよく見えた。




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『望…ありがとう…ｯ
ほんまにいい幼馴染み持ったよ…』




私は教室を出た




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望「俺は幼馴染みどまりか…」



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なんて望が呟いてるとも知らずに。

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