嫉妬してや！-Hirano Sho-

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…え。

望が私を…スキ？



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今まで幼馴染みとしか見てなかったから


そんなこと全然考えたことなかった ……

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望「Aの事ずっと好きやから、

紫耀の事好きって聞いたときは
付き合えるように応援したし、

紫耀と付き合えたときはAが幸せそうやから俺も幸せやった。




紫耀のことで悩んでる時は
一番近くで聞いてやりたかったし、



…紫耀に嫉妬させたいて云うから

俺はAが好きやから、Aがそれで幸せになるやったら…

協力したんやで…









誰にでもするんとちゃうねん、

お前だけや」





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知らんかった。

全部知らんかった。






望がそんなに思ってくれてたなんて。




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それやのに私はしょうもない理由で望振り回して……





ほんまに最低や。



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『望ほんまにごめん…

ほんま、わたしなにやってんやろ…』



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自然と涙が溢れる



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望「ちょ、泣くなや。
泣き顔はみたないて、可愛いけども。」


『…阿保』


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吹いても拭いても涙は止まらへん。




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望「おいで。」


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望が優しく手を広げるから

甘えてしまって


望に抱きついた。





いつもなら嫌やのに、な。




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『…ありがとｯ』


望「俺はいつでも
Aの見方やから、何があっても。
守ったるから、な？」




そう云って

私の頭を優しくポンポンする望。





やっぱり望の手には安心させられる。




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ﾎﾞﾝｯ





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突然、

廊下で何か落ちる音が聞こえた。




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、



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紫耀「A……なにやってんの」





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