嫉妬してや！-Hirano Sho-

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望「次、移動教室や。
いこかA」


『りょー。
あ、紫耀は？』


望「妬かせるんやろ？
2人で行こや」


『そうやね』


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その日はずっとずっと

望といた。


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席は隣だからもちろん、
ご飯食べるのも、移動するのも登校も全部。



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だから一回も紫耀と会話してない…


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なのに紫耀はひとつも

不満な顔を見せず

友達と喋ってて…


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やっぱり私のこと好きじゃない？



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先生がさようならと言って


やっと下校の時間。


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望「じゃあ帰ろか」

『はいよー』



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望と教室を出ようとしたら


誰かに腕を掴まれた。


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『…紫耀？』



紫耀「……Aはもう平野のこと嫌いなん…?」



『…え ?

なんでそうなるの、私はーー


紫耀「もういい。」



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怒って私の腕を乱暴に離して

席に戻っていった紫耀。


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嫌いなん ？

て、聞きたいのは私の方やのに。



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こんな紫耀はじめてみた。

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