Story 8 ページ9
Yourside
久しぶりにギュヒョナとお酒を飲む約束をした。
お互いに忙しくて、最近は滅多に飲んでない。
「お前、なんでキュヒョンのこと公にしないんだ？誤解されるぞ」
私のマネージャー、イェジュン。
面倒見のいいおっぱという感じだけど、同い年。
「公にして得することってないでしょ？」
「誤解されなくて済むとか」
「誤解する人なんていないでしょ」
「お前もキュヒョンもペンが多いんだから、誤解するやつがいないとは限らない」
「今更？」
「自然にそういう流れに持ち込めよ、今日飲みに行くんだろ？」
「そうだけど…」
「ヒチョルシとかにTwitterにあげてもらえよ、姉弟で飲み会みたいな感じで」
「なんで人様に頼るのよ…自分のでするわよ」
「ついにするのかー、いやーネチズンとかペンとか驚くだろうなぁ」
今更過ぎるわよね。
あの子がデビューして四年だし、私もこの業界に入って六年。
よく気づかれなかったわよね。噂にもならなかったし。
周囲からは似ていると言われるけど、自分としては似てないと思う。
「ヌナー」
幻聴かしら。
「ヌナってばー、俺を無視しないでよー」
「あ、本物だったのね」
「気づいてよ、こんなにイケメンな弟なのに」
「目が腫れたと言ってサングラス掛けて整形誤魔化すのに？」
「だって…」
「ごめんなさいね、今のはちょっとした出来心よ」
いつの間にやってきたのだろう。
気づかないものね。
「ギュね、これで今日のお仕事終わりなの、ヌナは何時まで？」
「あと二時間、ドラマ撮影」
「じゃあ待ってるから、早くしてね」
「外で撮影？」
「そうよ」
「ふぅん、じゃあ上着着てって」
「持ってるわよ」
「ギュの着て」
「…ここで大人しく待ってるのよ？」
「ん」
宿舎に帰ってても良かったのに…なんでまっすぐ撮影現場に来るのかしらね。
仕事中よ、私は。
「？」
でも、その大きな目で見つめられたら怒る気も失せる。
心底私は弟に甘い。いつも実感する。
「行かないの？撮影」
「行ってくるわよ」
「いってらっしゃい」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーパーソン
キム・ジョンウン
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まゆまゆ(プロフ) - サセン、恐いですよね。大切に思う気持ちは同じなのにエスカレートしすぎてその行動が大切な人を傷つけることに気づかないなんて。歪んで見えるけど彼らにはそれが愛の形なんですね。とはいえサセンに傷つけられる人が減りますように… (2017年4月11日 2時) (
レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
ヒニム(プロフ) - 評価お願いします。コメントもお待ちしてま〜す。 (2017年4月10日 0時) (レス) id: 1a0dbee0cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒニム | 作成日時：2017年4月1日 23時
