Story 39 ページ41
Yourside
イェジュンにもっと怒られると思ってた。
でもそこまで怒らずに、守るとまで言ってくれた。
ジョンスたちも私のことをホントに心配してくれて、
私は本当に優しい人たちに恵まれていると実感する。
「A、他はどこも怪我してないよな?」
「ええ」
「もしペンたちにこのことを騒がれたら、怪我したとでも言っといてくれるか?」
「分かったわ」
「頼む」
そこまで仕事に支障は出ない。
動かしたら痛むわけじゃない分、マシな方だ。
「!」
「ヒチョル…」
ヒチョルは相当怒っているのか、椅子を倒してる。
さっきのカメラも床に叩きつけて壊してたし…
「落ち着いて、ヒチョル」
「俺に構うな」
ジョンスの腕を振り払った。
ギュヒョナも手はつけられないみたい。
「ヒチョル」
「はぁ…」
私はヒチョルの前に立った。
うしろでイェジュンの溜息が聞こえたけど気にしない。
「どうしてそんなに怒ってくれるの?」
「…大切な友達だから」
「ありがとう」
「お前は平気なのかよ、こんなことされて」
「平気なわけがない…こんなことしてくるのは、ほんの一部だから」
ほとんどのペンは、私を応援してくれてる。
ちょっかいをかけてくるのはほんの一部だって、信じてる。
ヒチョルだってそうでしょ?自分のペンを疑うようなことはしたくないはずよ。
「絶対に一人で夜出歩くなよ」
「ええ」
「サセンになんかされたら、俺とかジョンスに絶対言え」
「分かったわ」
「それから」
長い腕が伸びてきて、私を包んだ。
抱きしめられてるって気づくのに、そう時間は掛からなかった。
「無理して笑うな、泣いたって誰も責めやしない」
ああ…
どうしてこの人はこうも簡単に人の心を見抜けてしまうのか。
ギュヒョナも、必死に隠してたのにすぐに気づかれてしまった。
「俺は大切な人を失いたくないんだ」
「あなたの大切な人に、私も入ってるの?」
「ふっ」
当たり前だとでも言いたげな顔で、私はまた抱きしめられた。
腕を回した背中が、とてもあたたかかった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーパーソン
キム・ジョンウン
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まゆまゆ(プロフ) - サセン、恐いですよね。大切に思う気持ちは同じなのにエスカレートしすぎてその行動が大切な人を傷つけることに気づかないなんて。歪んで見えるけど彼らにはそれが愛の形なんですね。とはいえサセンに傷つけられる人が減りますように… (2017年4月11日 2時) (
レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
ヒニム(プロフ) - 評価お願いします。コメントもお待ちしてま〜す。 (2017年4月10日 0時) (レス) id: 1a0dbee0cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒニム | 作成日時：2017年4月1日 23時
