Story 11 ページ12
LTside
酒の席では、キュヒョナがAのとなりをがっちりキープしていた。
どんだけ大事にしてんだか…
姉も姉なら弟も弟だ。
「ヌナ、次何飲む？」
「寝かせて」
「えー」
「また今度飲みに行ってあげるから…」
言い終わらないうちに、Aは眠ってしまった。
最近はホントに忙しいみたい。
ドラマが一本終わると、また新たなドラマ。
それに加えて歌番組の司会、バラエティー…
今日だって、事務所に遊びに来てくれた時間は五分もなかった。
「酒弱いのか？」
「違います、疲れてるんです」
「悪いことしちゃったかな」
もうこの飲み会が始まってから二時間半が経ってる。
本来ならこの二時間半、姉弟水入らずで飲んでたのかもなぁ。
「ヌナって綺麗ですよね〜」
キュヒョナが細い指でグラスの水滴をなぞった。
「いきなりなんだよ」
「え？事実を述べただけですけど？」
「俺より下だな、綺麗だけど」
「なに言ってんですか、ヒョンがヌナより下なんですよ」
アホですかと、持ち前の毒舌でヒチョルに言った。
まぁ、ヒチョルは自分より綺麗な女性を見たことないって言うもんね。
「嬉しかったんですよね、あのとき」
「あのときって？」
「俺が事故に遭った日」
ああ、あの日か…
俺も事故に遭った日だ。
なんでかキュヒョナは、車から十メートルも離れたところに飛ばされてさ。
俺、自分のことなんかどうでもよくなって、ずっとキュヒョナって呼んでたっけ。
Aなんか、キュヒョナのために少しだけ仕事を休んでたし。
家族っていいなって、改めて思った日だった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーパーソン
キム・ジョンウン
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まゆまゆ(プロフ) - サセン、恐いですよね。大切に思う気持ちは同じなのにエスカレートしすぎてその行動が大切な人を傷つけることに気づかないなんて。歪んで見えるけど彼らにはそれが愛の形なんですね。とはいえサセンに傷つけられる人が減りますように… (2017年4月11日 2時) (
レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
ヒニム(プロフ) - 評価お願いします。コメントもお待ちしてま〜す。 (2017年4月10日 0時) (レス) id: 1a0dbee0cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒニム | 作成日時：2017年4月1日 23時
