検索窓
今日:5 hit、昨日:89 hit、合計:780,299 hit

story 37 こ、怖い ページ45

_____消えた









_____はずだった







新「‥‥‥今、呼んだか?俺のこと。」



あ「・ ・ ・ ・ ・ ・」






 ‥‥‥‥今、何が起こったか簡単に説明すると、私は新一、と声に出してしまった。慌てて周りに誰もいないことを確認して安堵した。刹那、道の角からヒョッコリと顔を出してくれちゃった相棒君。



 そして今現在、突然のことで心の声以外フリーズ状態の私ってかんじです。



新「おい、A!大丈夫か?」



あ「・ ・ ・ ハッ!!」



 新一に呼ばれてフリーズ状態が溶け、思考が再起動する。



あ「な、なんでここに‥‥‥新一‥‥が?」



 確か新一は今日、部活だったはず‥‥‥
 帰り道も反対だし、なにより今ここにはいないはずだ。



新「あーいや、ちょっとな‥‥‥‥」



 目を反らしながら曖昧に答える新一。なんだ、ちょっとって‥‥‥



新「それより、オメー今俺のこと呼んだよな?」



あ「!?‥‥べっ、別に、呼んでないけど?」



 うん、今明らかに声裏返ったね。これに気づかないほどコイツは馬鹿じゃない。



 ほら、案の定新一は怖いくらいニッコリと笑って後ろにくろーいオーラを放っている。









新「へーえ、まーた何か隠してんのかオメーは‥‥‥‥言っとくけどオメーの嘘なんてすぐにわかんだからな?」



 









 ‥‥‥‥‥‥こ、怖ぇー。黒いオーラが話せ、って言っている。



あ「わわ、分かった、分かったから。話すから‥‥‥」



 心配かけたくない気持ちよりも、新一への恐怖心の方が勝ったため観念せざる負えなかった。
 


 そして一つ学んだ。









 新一は絶対に怒らしてはいけない、と。

 





 いや本当、真面目に怖かったから。ホントに。

story 38 新一side→←story 36 帰り道での問い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (186 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
702人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 工藤新一   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天音 - 晴空さんすごいですね。題名のセンス、細かい心情、ネタとツッコミの組み合わせ。すごく面白くて物語に引き込まれました。これからも頑張って下さい。 (2019年6月8日 23時) (レス) id: d5e2e87506 (このIDを非表示/違反報告)
晴空(プロフ) - ゆうかさん» ホントですか!?実は私も男口調になりがちです‥‥ (2019年1月22日 7時) (レス) id: 5fb64d8e41 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - 面白いですね。実は私も男口調のことがあるので最初らへんは真似したりしていました。 (2019年1月21日 18時) (レス) id: dc0188d79f (このIDを非表示/違反報告)
晴空(プロフ) - 秋華さん» 落ちはあります!"誰と"はバレバレかもしれないですが、一応秘密です笑 (2018年11月8日 12時) (レス) id: 5fb64d8e41 (このIDを非表示/違反報告)
秋華(プロフ) - 夜遅くにすみません…!これはコナン落ちですかね?それとも落ちがないやつですかね? (2018年11月8日 2時) (レス) id: e6ab8a674e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:晴空 | 作成日時:2016年6月4日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。