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まさかのまさかの、何という展開か、風磨くんのお家に来てしまった…。
ど、ど、ど、どうしよう…
このまま閉じ込められて それこそ暴力…!?
いやいや、何考えてるんだ。
噂なんかに流されないって誓ったじゃないか松島聡!
ちゃんとここで風磨くんがどんな人なのか はっきりさせないと!
それでAと勝利に報告するんだから!
風磨「どうぞ。」
聡「お邪魔します…」
案内されたのはごく普通のワンルームのアパート。
大学生が住むには ちょうどいい部屋だと思う。
部屋は綺麗にされているけど、キッチンはまるで生活感がない。
きっと自炊しないんだろうな…
風磨「そこら辺適当に座って」
聡「失礼します…」
風磨「今日、Aちゃんどうだった?」
聡「え?」
風磨「いや…、1人にしちゃったかなって…」
確かに最近のAはずっと風磨くんと行動してたもんね。
聡「1人でしたけど…
Aは多分、1人だってことに関してはそこまで気にしてないと思いますよ。」
風磨「…そっか。てか、なんで敬語?同い年なのに」
聡「あ、ごめん…」
なんか風磨くんって、自然と敬語が出てくるんだよね…
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作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月3日 23時