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あんなに優しそうに笑ってる人が?


人を殴る?

いやいやいやいや、そんなことあり得るの?


でも あのときの勝利の顔 なんかガチっぽかったし嘘でしょーなんて言える雰囲気でもなかった。



ってことは 菊池風磨は Aを餌食にして また暴力をするの…?

あのままAのことを…




そんなの黙って見過ごすわけにはいかない…!



今日こそ 帰り絶対にAに話しかける…!

とりあえず、この前のことは謝って 菊池風磨は危ない奴ってことを教えないと。




聡「勝利、今日はAと話すから。先帰ってていいよ」


勝利「分かった。

あの男に目つけられないようにしなよ」



聡「大丈夫。Aが1人でいるとき狙うから。」



勝利「健闘祈ってるよ」




勝利とお互いグーをこつん、と合わせて 別れた。



校舎の外でAが出てくるのを待つ。

もし、菊池風磨と一緒だったら 呼び止めて他のところで話せばいい。






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Aが校舎から出てきた。

しかも1人。チャンスだ





聡「ねぇ……!」




いつもAと話すときは 緊張なんかするはずないのに このときはめちゃくちゃ緊張した。

友達なのに。




「聡……」




聡「ひ、ひとり…?珍しいね、、あの男の子は…、?」



「まだ授業があるみたいだけど…」




少し怪訝そうな顔で僕を見つめるA。




聡「この前のことは悪かったよ…、!

勝手に何も知らず否定したりしてごめん!」


「…私こそ…ごめん。強く言いすぎちゃった」




あれ…意外と怒ってなさそう…?



じゃあ、この調子であの話も…!

このままじゃ、A自身が危ない目に遭ってしまう。





聡「それでね、その話なんだけど…!

菊池風磨くんって人?やっぱりちょっと危ないかなぁ〜って」



「またその話?」




やばい。さっきは優しそうな顔してくれてたのに 急に目つきが変わった。



聡「僕の友達で、その菊池風磨くんのこと知ってる子がいて…!

菊池風磨くん、今まで付き合ってた女の子に暴力振るってたって…」



「……!」



聡「だから、その、Aも、あんまり深く関わると何されるか、」




「それを言いたくてわざわざ謝りに来たの?」



聡「え……?」



「また噂話教えに来たの?」


聡「いや、これは嘘なんかじゃ…!」


「証拠もないくせに…勝手なこと言わないでよ。

もういいよ。私のことなんて気にしないでいいから。」





聡「あ、待って……!!」







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作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月3日 23時

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