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勝利「え、隣にいんの菊池風磨じゃん、やば。」



聡「え、勝利、菊池風磨くんのこと知ってるの?」


菊池風磨くんが謎な男って言うのは 直接誰かに聞いたわけではなく、風の噂で聞いた。

なに噂なんかでびびってんだよ、って思われそうだけど 本当にまともな人だったら そんな変な噂なんて流れてこない。
だから、そういう噂が流れてくる人には 少なからず何かある。

これが人と関わる上で僕が掲げている持論。



聡「最近あの人、Aにいっつも付き纏ってるっぽいんだよね。

あんまりいい噂聞かないから 気をつけた方がいいよって言ったら、そんな噂で人を判断しちゃいけないって怒らせちゃって…」




勝利「それで喧嘩してたんだ。」



聡「うん…。

勝利はあの人とは知り合い?」


勝利「知り合いではないけど、僕の先輩であの菊池風磨のこと知ってる人がいる。その先輩も今は絡み一切ないみたいだけど」


聡「そうなんだ…」




勝利は 昼ごはんのラーメンを啜りながら じっと2人を見つめてる。

なんか さっきから 僕のうどん、味しなくなってきた…

嫌なことが起こりそう


そう思ったときには 高い確率で本当に嫌なことが起こる。




勝利「いつから菊池風磨と行動してるの?あの子」


聡「ちょうど1ヶ月前くらいだよ。

菊池風磨くんのこと何か知ってる?あんまりいい噂聞かないんだよね…」



ただ僕は Aを守りたいだけ、

その噂がただの噂ならどうだっていいんだ。







勝利「過去に付き合った女の子たちに暴力振るってた。」






聡「え………?」






勝利「言えるのはそれだけ。
だから、アイツとは関わらない方がいい。」






やっぱり 噂は本当で これから嫌なことが起こりそうって予感も当たった。









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作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月3日 23時

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