11 ページ11
.
勝利「え、隣にいんの菊池風磨じゃん、やば。」
聡「え、勝利、菊池風磨くんのこと知ってるの?」
菊池風磨くんが謎な男って言うのは 直接誰かに聞いたわけではなく、風の噂で聞いた。
なに噂なんかでびびってんだよ、って思われそうだけど 本当にまともな人だったら そんな変な噂なんて流れてこない。
だから、そういう噂が流れてくる人には 少なからず何かある。
これが人と関わる上で僕が掲げている持論。
聡「最近あの人、Aにいっつも付き纏ってるっぽいんだよね。
あんまりいい噂聞かないから 気をつけた方がいいよって言ったら、そんな噂で人を判断しちゃいけないって怒らせちゃって…」
勝利「それで喧嘩してたんだ。」
聡「うん…。
勝利はあの人とは知り合い?」
勝利「知り合いではないけど、僕の先輩であの菊池風磨のこと知ってる人がいる。その先輩も今は絡み一切ないみたいだけど」
聡「そうなんだ…」
勝利は 昼ごはんのラーメンを啜りながら じっと2人を見つめてる。
なんか さっきから 僕のうどん、味しなくなってきた…
嫌なことが起こりそう
そう思ったときには 高い確率で本当に嫌なことが起こる。
勝利「いつから菊池風磨と行動してるの?あの子」
聡「ちょうど1ヶ月前くらいだよ。
菊池風磨くんのこと何か知ってる?あんまりいい噂聞かないんだよね…」
ただ僕は Aを守りたいだけ、
その噂がただの噂ならどうだっていいんだ。
勝利「過去に付き合った女の子たちに暴力振るってた。」
聡「え………?」
勝利「言えるのはそれだけ。
だから、アイツとは関わらない方がいい。」
やっぱり 噂は本当で これから嫌なことが起こりそうって予感も当たった。
.
134人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月3日 23時