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「五条!帳が降りる前に、あんただけ先に行け!」
「いや、無理」
「はあ!?」
「(実質あの帳はもう完成している。視覚効果より術式効果を優先しているのか)上手いな」
「ま、降りた所で壊しゃいい話でしょ」スッ
バチイイイ
「……?(なんだこの違和感)」
「ちょっと、なんであんたがハジかれて私が入れんのよ」
「なるほど
歌姫、おじいちゃん先行ってて。この帳、
"五条悟の侵入を拒む代わりに、その他すべてのものが出入り可能な結界"だ」
「!!(確かに、それなら足し引きの辻褄が合う。でも特定の人物のみに作用する結界なんて余程…)」
「余程腕かたつ呪阻師がいる。しかも、こちらの情報をある程度把握しているね(Aが来ていたら楽だったんだけど……)
ほら行った行った、一人でも死んだらこっちの負けだ」
ー
『(一番狙われるのはどこだ…?硝子さん?倉庫?天元様……は学長がいってんのか)とりあえず探し回ろ。場所分かんないし』
たったった
ビダッ
『忌庫番?それよりこれって…(硝子さんのとこで見た…)』
『やっぱり。まさかこんな早く再会するなんてね…
ツギハギ呪霊くん』
「はは、今日は簡単な任務だと思ってたんだけど、君が来るとはね
再会の記念にバグでもするかい?」
『ま、してもいいんだけどさ。その手にもってんのは何かな』
「これ?言えないかなあ。まあ、君も直ぐ分かるよ」
『お話しはこれでいいかい?』
「君、俺のこと殺せないんじゃなかったっけ?」
『心配してくれるのか?大丈夫、勝算はあるから』
ダッ
ドンッ
「(呪力を放つ簡単な攻撃……でも何だこの圧は)」
『(悟が来るまで俺がこいつを相手する)』
ダンッ
「(呪力を持った打撃…こいつのどこを見ても呪具を持っていない、なのに何だこの違和感は)」
「(関係ない。触れば勝ちなんだから)」
とん
「!!(触れた…よな)」
『ニヤッ…俺に近付いたら術式は使えないよ。さあ、どうやって俺を倒すかな』
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___ - 初コメ失礼します 文章の書き方とかがとっても好みですぐに読んでしまいました。誤字報告で申し訳ないのですが、設定の術式で、反転呪式となっているのですが、正しくは"反転術式"だと思います。主様の意図で変更なさっていたらすみません (3月10日 11時) (レス) @page1 id: b64360ae0d (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - 術式名の案で子虚烏有呪術(しきょうゆうじゅつしき)、簡単に言うと子虚→事実とは異なること、嘘。烏有→何も存在しないという意味。そんな事実とは異なり最後には存在しなくなるという男主くんの寿命と無理して嘘をついていたらなぁという想像で考えたものです。 (11月13日 21時) (レス) @page20 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
海獣(プロフ) - こんばんは!作者様の作品楽しみに読ませていただいてます!更新も体調等に気をつけながら頑張ってください!因みに術式名を考えたんですけど、入り切らなかったので、次に乗せます! (11月13日 21時) (レス) @page20 id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霊時 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2023年11月8日 18時