声優の仕事で大変なのに副生徒会長やらされました。

生徒会にて。 ページ2

「___それでは、これで始業式を終わります。一同、礼。」

✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄

「はあ、だるい…」

私は、新しいクラス[2−C]に向かいながらボソッと呟く。

「まあまあ、仕方ねーじゃん。始業式の大体はただただ立って話し聞くだけろ。つーかお前、挨拶雑すぎんだろ！！」

あ、紹介するな。私の隣にいるこのバカは
【三坂 一悟】中学からの男友達(？)でもあり、
"仕事仲間"だ。

「別にいいだろ。私は副生徒会長なんかやりたくねーからな。」

「はいはい。もう、姉様はー。」

おっと、紹介し忘れてた！！何故か私のことを姉様と呼ぶこの娘は、【一ノ瀬 蒼】とにかく美少女。蒼とも中学からの友達で、"仕事仲間"でもある。ちなみにBLヲタク。

そんな話をしている内に、何やかんやで目的地の[2−C]に着く。

ガララッ

教室の扉を開けて中に入ると、既に先に来ていたクラスメイト達が一斉にこちらを見て、ザワつきはじめた。

「ねえ、あの人ってさっきステージで挨拶していた人じゃない？」
「やっぱりそうだよな！ってか、可愛くね？」
「なんか調子乗ってそうだよね。」
「副生徒会長様と愉快な仲間たちのご到着〜www」

…初対面じゃない奴もいるから、余計に腹が立つ。今すぐ殴りたい。

そんな気持ちを抑えながら、私達はそれぞれの席につく。ちなみに、私は窓側の一番後ろの席だった。しかも、隣はいない。ラッキー！

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