今様の華30 ページ31
『あ……』
太宰「うん？Aちゃんどうかした？」
『あ、いや…そんなに』
太宰「えーなになに、気になるぅ」
『ピアノがあるなぁ、って』
太宰「？ピアノ？」
『はい』
太宰「Aちゃん弾けるの？」
『あー、何か色々覚えていないのですが、弾けます。大好きなんです。』
太宰「そうなの?!聴いてみたい!!弾いて弾いて!!」
『良いんですか？』
太宰「うん！」
倉庫の奥にあったピアノにゆっくり近づいてみる。
おお、スタインウェイだ！
ポーンと音を鳴らしてみる。
埃をかぶっているがしっかり調律はされている。
…弾いてみよう
•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪•*¨*•.¸¸♬•*¨
太宰「…これは…ヴェートーベンのテンペスト…」
森「太宰君、よく知ってるね」
エリス「すごいわ！Aとっても上手よ！」
梶井「ウハハハハ！ホントに綺麗ですね！」
『えぇーと、ありがとうございました？』
太宰「疑問形なんだ(笑)」
『ちょっとわかんなくて(笑)』
森「A君、そのピアノ君にあげよう。」
『ええ！駄目ですこんなに高価なもの！』
森「良いんだよ。此処にあっても埃をかぶっているだけだから。」
『…ありがとうございます！』
森「君の執務室に置かせよう。その代わり…」
『その代わり？…』
森「１ヶ月に1回は皆の前で弾くこと！」
『はい！分かりました！』
太宰「僕は毎日聴いちゃおうっと！」
エリス「ダザイばかりずるいわ！」
梶井「ウハハハハ！…………………そういえばリホォームは？」
『「「「あ、…」」」』
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ELI-SA(プロフ) - 桔梗様 そう言って頂けてとっても嬉しいです!!これからも頑張りたいと思います!!そろそろ続編かも！です!! (2020年10月17日 8時) (
レス) id: 3f22f2cebb (このIDを非表示/違反報告)
桔梗 - とってもいい作品ですね!毎回楽しみによませてもらってます!頑張ってください!!! (2020年10月17日 1時) (レス) id: 7f9bcba213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ELI-SA | 作成日時：2020年8月22日 23時
