【ハイキュー!!】返却ぷりーず、平穏高校生活。

13.困った時の神頼り ページ41

「＿＿＿と い う！訳なんだよ五色くん」



「川西さんよりタチ悪いですね……」


「おい五色」


「ﾋｪ」




……上の台詞、誰が何言ったか分かりますよね？ちなみに一番最後は私です。関係ない私が震え上がる程の殺気を太一さんは隠し持っていた……。てか太一さん、川西か名字……。今更呼び方変えんの違和感Maxだから変えないけど。



……えー、話を解説すると、今日早朝の出来事を、成敗してもらうべく五色くん(神)に申しでたんです。そしてナチュラルに五色くんが太一さんへの毒を吐き、おこな太一さんの殺気で私が震え上がった。みたいな感じですね。





ちなみに今現在の所在地、1-B教室です。お兄様方がやっぱり7人います。




「三年のヤツなの〜？」




そして今、俺ら仲間っしょ？みたいな感じでナチュラルに肩を組んできたのは天童先輩ですねえぇ。



「ハイ、何か心当たりありません？アイツ女見る目ねぇなぁ、とか」


「なんだその言い方…」



「山形先輩……、アイツらはただの見る目なしナンパ野郎なんですよ……」



とりあえず天童先輩の腕からやんわり逃げ、山形先輩の小さな呟きに返した。


………はぁ、マジあんとき死んだな、と思ったから。ナンパ野郎に壁ﾄﾞｩﾝ()された瞬間。なんて独り言を漏らすと、白布さんが静かに口を開いた。



「…お前が……ナンパされた…？」


「うるさいな？！だから見る目なしナンパ野郎って言ったんですよ！てか五色くんに話した内容白布さん聞いてたでしょ？！雪はわかるけどなんで私にも声掛けたんだって！」





白布さんの失礼過ぎる発言にノンブレスで言い返した私は、肺活量もメンタル的にも凄いと思う。だってほら、白布さんの額に青筋が…。






「…………天瀬、死ぬか？」


「あぁぁぁごめんなさいごめんなさい白布さん謝りますのでどうか命だけはぁぁぁぁぁぁ」




ﾋｪ、目がマジだよ、白布さん。てかちょ、エイタクンさん、仲良いなアイツら、じゃないから！そして山形先輩もそうだな、じゃないから！お父さんオーラヤバイ方は微笑ましいな、じゃないから！




命の危機！




天童さんの賢二郎ツンデレ〜、とか最早訳わからない、太一さんはなんか反応してよ、五色くんと談笑してないでさ！





「…ﾁｯ、天童さん後で一発殴らせてください。いや、殴られてください」



「なんで？！」





どうやらさっきの発言のせいで怒りの矛先は天童さんに移ったらしい。ありがとう天童さん。貴方のことは忘れない……。


　

00.番外編〜ホワイトデー〜→←12.

ラッキーハイキューキャラ!!

菅原 孝支

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す