メリークリスマス。 ページ6
あなたside
街中を並んで歩く私たちは
他所から見たらカップルなのだろう
時刻は9時をとっくに過ぎている
世の中のカップルさんたちも
夜はこれからなのかもしれない
「せ、先輩……」
中間「先輩じゃないやろ？」
はぁ、入ってしまったドSモード
いやスイッチ入れたのは私だけどさ
私たちはカップルでもなく、
ただのファンと元推しなんです！！
＿
「私たち今どこに向かってるんですかね」
気になりすぎて聞いてみた
いや、だってねぇ、
ほら、一応？？？
中間「Aんちに決まっとるやろ」
「あ、そ、そうなんですね」
ふぅ、なーんだ家に向かってるのか
びっくりした……
中間「まぁ、俺ん家でもええけどな」
「え、」
中間「冗談やわ、笑 明日仕事やろ
夜道1人で帰らすわけないやろ」
「わーー焦ったぁ、こーわっ」
∣
中間「ま、ええんやで。
Aが期待してるとこ行っても」
「ｳﾞｯ！？ は、はぁ？？
期待も何もしてませんわ！」
ニヤニヤしてる淳太くん
なんでこの人彼女いないんだろ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
#家
途中なんか怪しかったけど
無事帰宅しました
中間「じゃ、俺はここで
ちゃんと戸締りするんやで」
「はい、ありがとうございました」
スケベな"淳太くん"から
"淳太先輩"に戻ってるし
私が悪いんだけど
散々な目にあったなぁ
心臓が足りない
＿＿
ま、ここで終わる私じゃない
「あ、淳太くん……ｯ！」
中間「……ん？ 」
「ｯ……」
メリークリスマス 先輩
＿
「仕返しです」
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作者名：ﾋｶﾙ｡ | 作成日時：2023年8月3日 22時
