大丈夫やから。 ページ24
黄色side
忘年会が終わった
それと同時に色々終わった気がする
俺の社会人も今日までやな
帰り道は7人で歩く
結構久しぶりだな
「流星、忘れもんしてへんか？」
藤井「してへんわ」
重岡「お、珍しいー」
小瀧「わざと忘れもんして
Aのとこ戻るとか許さへんで！」
小瀧はAに懐いてんな
神山「淳太、今日で終わりやったんやろ」
「せやで」
神山「お別れとか言わなくてええの？」
重岡「そうやん、淳太さすがに無言は良くないで」
再結成決まった時にはもう辞めようと思った
でも、限界まで伸ばして仕事と両立した
年末までがギリやった
「A、言っとったやろ、
担当より好きなやつがおるんやって……」
「俺のことはすぐにでも忘れたいやろ」
∣
− ﾊﾞｼｯ
「……ｲｯ、っておい！」
小瀧「わかってない、ほんまにアホ！！アホ！」
「あいつはあいつで幸せになろうとしとる、！」
藤井「失恋させてくれへんとかいじわるだよな、Aは」
「流星……？お前なんでそんなこと、」
藤井「自分が好きになった人が、本気で恋した人が、
ほんまのほんまは、アイドルやって知っとったら
好きって言うのもできへんやろ？」
桐山「またそうやって、
Aの前からふらっとおらんくなるん？」
「……別れの言葉とか言ったら、
俺、絶対Aの元から離れられへんやろ」
�霤帖崕濛澄�なよなよしてへんで男になれよ！」
重岡「やる時はやる男、だよな淳太！」
∣
藤井「大事な忘れもんしてんで？」
背中をポンっと押される
6人は多分知ってる
そうやで、
俺は、
行き先はひとつ
「……言わなきゃ、あかん」
今日だけは足が早いかもしれん
何年か前、俺はAを泣かせたんや
2度もこんなことしたらあかん
ごめんな、A
芸能界からふらっと消えて
普通に就職して
そこで出会ったのが一般人の元アイドルって
ほんまに、ごめんな
Aから言えへんのなら
俺から言う
だから、
絶対に聞けよ
俺からの
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作者名：ﾋｶﾙ｡ | 作成日時：2023年8月3日 22時
