君のお願い。 ページ9
「お願いですか……」
今の話の流れ的に考えられるのは…
″他の人には黙っていてほしい″
″ロック画面を変えて欲しい″
″もうジャニーズの話はするな″
中間「俺の全てを聞いて欲しい」
真っ直ぐな大きい目で中間先輩はそう言った
これは結構大きなことになりそうだな
「わかりました…今夜飲みにでも行きますか？
そこで話聞きますよ?」
中間「いや、あんた飲んだら大変なことになるんやから
それともまた、俺のお世話になりたいんか?」
中間先輩は、またニヤニヤした顔でそう言った
あ、そうでした…
中間「じゃ、今夜6時に駅前で…ほれ連絡先」
ポンっと私の前にスマホを差し出す中間先輩
メッセージアプリらしきものの追加画面を開いている
「いや、あの中間先輩…
連絡先はさすがに受け取れませんって…」
私がそう言うと不機嫌そうな顔で中間先輩は睨んだ
中間「喜んで貰えや…ったくじゃ、これ」
小さなメモ帳を中間先輩が渡してきた
「何かあった時しかかけませんからね」
中間「ご勝手に… 絶対来いよ?」
「推しからのお願いですから」
∣
その後１回解散し、頭を整理整頓した
中間淳太の連絡先が私の手の中にある……
過去の私は絶対にこんな未来想像していない
それにしても、話ってなんだろう…
″ジャニーズWESTの中間淳太″としての…
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作者名：ﾋｶﾙ｡ | 作成日時：2021年3月14日 23時
