幸せの裏側に。 ページ35
「淳太先輩はずっと彼女もいなかったですもんね〜」
中間「俺はアイドルやったからなぁ」
ドヤ顔でそう言う淳太先輩にイラッとした
なんか良い言い訳じゃん
「どうせ私はモテないですよ…」
∣
中間「なら、俺が貰ってあげようか？」
ドキッ
イタズラな顔して淳太先輩はそう言った
今自担から結婚しようと言われました?
「からかわないで下さい！」
ホントに、心臓がやられるわ!!
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「ご馳走様です！」
午後8時 ご飯屋さんで淳太先輩と解散しました
別々の方向に分かれて、帰宅した
その道中に、事件は起きました
私の家は駅の近くのマンションにある
駅って言ってもまぁ、人通りはそこそこ
でも、夜は結構人通りが多い
なんてたって、大人な店がたくさんありますから
ネオンが眩しいです…
上京した時にここら辺しか部屋が空いてなかったから
最初はやっぱり夜は外に出たくなかったけど
今では全然平気
慣れってすごいね
でも、大人な店だけではないからね
昼間はちゃんと駅前って感じしてるから
|
− ﾄﾞﾝｯ
「あ、すみません……ｯ!!」
− 気をつけろよな！
「え…！」
山本「ｯｱ…！ 海里さん！」
偶然出会ったのはスゴく露出が多い服の山本さんと
知らないチャラそうな男の人
腕を組んで仲良さげにひっついている
これは、ヤバいやつだな
「山本さん…！あの、隣の方は？」
− あ？ 彼氏だけど？
− 何？早苗知り合い?
そういう感じね…
遊びまくってるんだろうな
�霤弔�んは本命じゃ無いんだな
山本「海里さん… 女だからわかってくれるよね？」
− ほら、行くぞ 部屋なくなんだろ
鋭い目つきで山本さんはそう言って
大人の街に消えていった
�霤弔�んの隣で幸せそうに笑っていた山本さんじゃない
私はまた頭が混乱してきた
�霤弔�んは知らないんだろうな
今度は私が倒れそうです
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作者名：ﾋｶﾙ｡ | 作成日時：2021年3月14日 23時
