担当が消えた世界で。【中間淳太】 (ページ18)

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上の空の。ページ18

黄色side

昨晩の照史との食事はあれから何事もなく終わった

俺の言葉で少しはWESTのことを考えて欲しい

照史の頭に少しでも入っていて欲しい

そう祈るだけだ

－ﾃﾛﾝ

桐山照史昨日の言葉響いたありがとな

桐山照史俺、もう一回7人でテッペン目指したい

桐山照史忘れかけてた夢を気づかせてくれてありがとう

照史… ありがとう

携帯の画面に大きな涙が落ちた

－ …！

－中間先輩!!

海里さんの突然の大声に肩がビクッっと震える

そういや今は昼休憩の時間やったんやな

急いでスーツの袖で涙を拭う

「何や、大声出してお化けでもおったんか」

『何言ってんですか… 次会議ですよ？

大切な会議なんですから早めに来いって

自分から言ったじゃないですか…』

時計を見ると12時55分になっていた

もうそんなたっていたんか…

「すまんすまん…すぐ行くから」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

#会議室

＿＿＿＿

－本日の会議内容は……

午後1時会議が始まった

いつもなら集中できるんだけどな

話が全然入って来ない…

－じゃあ、ここを中間と海里お願いな

「は、はい！」

え、何をお願いされたん？

適当に返事してもうた

まぁ、海里さんおるし平気やろ

『え、でも大丈夫ですか？中間さんは…』

－そっちの方がいいと思うんだがな…

－中間、大丈夫だよな？

待って、なんの話?

「は、はい！もちろんです!!」

『な、中間…マジか…』

俺ヤバいことした？

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『中間先輩…ホントに平気ですか？』

会議が終わったあと海里さんに呼ばれた

めっちゃマジな顔で問い詰められてる

「すまん… 会議聞いてなかったんや……

俺やばいことしたん？」

俺がそう答えると海里さんはため息をついた

『今回の会議の内容は知ってますよね？

うちの宣伝ポスターを春から新しくするという案で

ここ、見てください…』

あぁ、宣伝ポスターか…

モデルは新人モデルの子で

カメラが…あぁ、あの人ここにおるんや…

雑誌でお世話になったことあるなぁ

『中間先輩、ココです…』

んーっと…

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芸術スタッフ:″神山智洋″

「えっ…」