ラッパーのお手伝いさんはＤK【 ヒプマイ 】

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帰りたい帰りたいって思いながらも、ちゃんと道行く人に声をかけ、スナップ写真を撮る。

シンジュクの治安わりと悪いみたいな聞いたことあったけど、昼間はわりとそんなことないから安心。


「はい、オッケーです！ありがとうございました！」

愛想笑いを作って笑いかけると、女の人は顔を赤くしてこちらこそと言った。


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「…？あれ、Aくんじゃないか。」

ノルマ分を撮り終わり、一息ついていると遠くの方から赤髪の彼が近づいてきた。


「独歩さん！こんにちは。」

独歩さんはスーツ姿で、疲れた様子を見せながら近づいてきた。


「久しぶりだね。写真撮ってたの？」

「はい、バイトで雑誌の写真撮ったりしていて。」

「そうなんだ、すごいね。お疲れ様。」

そう言って、少しだけ微笑んで俺の頭を撫でようとする。
が、すぐに引っ込めて、あーとため息をついた。


「…？撫でないんですか？」

別に妹キャラな訳じゃないけど、撫でられるのに抵抗はないし、独歩さんは優しく撫でてくれるから好きだ。


「…いいの？」

「はい、撫でられるの、好きなので。」


それから独歩さんは少し遠慮がちに頭を撫でてきた。


ポンポン、なでなで

優しく、叩いたり撫でたり、規則的なリズムが心地いい。


「ふふ…っ、ありがとう。夜も頑張れそう。」

そう言った独歩さんは、目から光が消えていて、なんだか放って置けないと思った。


「あ、あの、どっかでご飯食べませんか？仕事終わるまで俺、待ってるので。」

独歩さんは、少し目を大きくして
「いいの？」とだけ言った。


「はい。久しぶりに会えたし、もしよかったらなんですけど…」

ここまで俺が言うと、独歩さんはまた笑って

「ありがとう。なるべく早く終わらせる。終わったら連絡するね。」


と言って、小走りで会社に戻っていった。


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デスリ…

あれはダメですね、なんかもう、ダメ

好き…好きです………

(日々語彙力低下)

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