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「ん、はぁ、ッ」


キスしすぎて、腰が抜けて、みっともなくて。



「さ、まときさ…ッん」

リップ音が部屋に響いていて、恥ずかしくて。


そんな風に自分のものだと思えないような声を出しながら、俺はされるがままだったんだが、



「…はぁ、A風呂入って来い。疲れただろ。」


左馬刻さんは全然余裕そうで、経験の差を感じさせられる。

てゆうか、すごい、すごい気持ちかった…



「…す、すみません、ちょっと、もう少ししたら入ります…。」


腰が抜けて立てないなんて言えない。








二人とも風呂に入って、ソファに座る。

「A今日俺のベッドで寝ろ。シーツは変えといてやったから。」

そんな風に左馬刻さんは言ったけど、左馬刻さんはどこで寝るんだろう。


「左馬刻さんは、どこで寝るんですか?」

「俺様はソファで寝る。」


「いや、一緒に寝ましょうよ。」




…ん?いや、誘っているわけじゃないよ。
ただ家主を差し置いて俺がベッドで寝るのに抵抗を持っただけで…!



「…ふっ、ありがとよ、何もしねえよ。」

微笑んで煙草を吸う。

そんな姿もかっこいい。







「なー、A。」

「はい?」


左馬刻さんのベッドは二人で寝てちょうどいいくらいのサイズで、眠くなる。


「…キスして悪かったな。」

間接照明のわずかな光で顔は見えないが、きっと申し訳なさそうな顔をしているんだろう。


「いいえ、大丈夫ですよ。」



正直驚いたけど、もっと驚いたのは嫌じゃなかった自分自身である。




「それに、左馬刻さんの匂い、父さんに似ていてすごく好きなんです。」

俺がそう言うと、

「そーかよ。」


と、呟いて、左馬刻さんは向こうを向いてしまった。





「ありがとうございました。」

もうきっと返ってこない返事には期待しないで、
独り言のように、呟いた。












*




「こっちこそ、わりーな。ありがとな。」


間接照明が消え、Aが寝た後、
小さな声で呟いたのも、きっと彼には聞こえていない。






_________


ちょっとBLぽくできたんじゃないでしょうか…?



明日ビューイングの当落ですね(;_;)
みなさん一緒に3rdライブ行きましょう(;_;)

( ※をれ→俺に直しました。すみません。 )

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ちゃんく(プロフ) - すらいみーる@元もちづきさん» わ〜!嬉しいですありがとうござます!続編がんばります(^^) (2018年10月18日 7時) (レス) id: dbc9699b6c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんく(プロフ) - かなめさん» ありがとうござます!続編ですね!頑張ります(^^) (2018年10月18日 7時) (レス) id: dbc9699b6c (このIDを非表示/違反報告)
すらいみーる@元もちづき(プロフ) - まだまだ読みたいので私も続編希望です!!! (2018年10月15日 23時) (レス) id: 3b52443fef (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - 続編希望です!!! (2018年10月15日 19時) (レス) id: 1c0cf9ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんく(プロフ) - 松の葉さん» お褒めの言葉めちゃくちゃ嬉しいです( ; ; )受け主やっぱいいですよね!更新頑張ります!これからもよろしくおねがいします!(^^) (2018年9月30日 22時) (レス) id: dbc9699b6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃんく | 作成日時:2018年8月21日 7時

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