37 ページ41
.
.
「ん、はぁ、ッ」
キスしすぎて、腰が抜けて、みっともなくて。
「さ、まときさ…ッん」
リップ音が部屋に響いていて、恥ずかしくて。
そんな風に自分のものだと思えないような声を出しながら、俺はされるがままだったんだが、
「…はぁ、A風呂入って来い。疲れただろ。」
左馬刻さんは全然余裕そうで、経験の差を感じさせられる。
てゆうか、すごい、すごい気持ちかった…
「…す、すみません、ちょっと、もう少ししたら入ります…。」
腰が抜けて立てないなんて言えない。
.
二人とも風呂に入って、ソファに座る。
「A今日俺のベッドで寝ろ。シーツは変えといてやったから。」
そんな風に左馬刻さんは言ったけど、左馬刻さんはどこで寝るんだろう。
「左馬刻さんは、どこで寝るんですか?」
「俺様はソファで寝る。」
「いや、一緒に寝ましょうよ。」
…ん?いや、誘っているわけじゃないよ。
ただ家主を差し置いて俺がベッドで寝るのに抵抗を持っただけで…!
「…ふっ、ありがとよ、何もしねえよ。」
微笑んで煙草を吸う。
そんな姿もかっこいい。
.
「なー、A。」
「はい?」
左馬刻さんのベッドは二人で寝てちょうどいいくらいのサイズで、眠くなる。
「…キスして悪かったな。」
間接照明のわずかな光で顔は見えないが、きっと申し訳なさそうな顔をしているんだろう。
「いいえ、大丈夫ですよ。」
正直驚いたけど、もっと驚いたのは嫌じゃなかった自分自身である。
「それに、左馬刻さんの匂い、父さんに似ていてすごく好きなんです。」
俺がそう言うと、
「そーかよ。」
と、呟いて、左馬刻さんは向こうを向いてしまった。
「ありがとうございました。」
もうきっと返ってこない返事には期待しないで、
独り言のように、呟いた。
.
*
「こっちこそ、わりーな。ありがとな。」
間接照明が消え、Aが寝た後、
小さな声で呟いたのも、きっと彼には聞こえていない。
_________
ちょっとBLぽくできたんじゃないでしょうか…?
明日ビューイングの当落ですね(;_;)
みなさん一緒に3rdライブ行きましょう(;_;)
( ※をれ→俺に直しました。すみません。 )
447人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちゃんく(プロフ) - すらいみーる@元もちづきさん» わ〜!嬉しいですありがとうござます!続編がんばります(^^) (2018年10月18日 7時) (レス) id: dbc9699b6c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんく(プロフ) - かなめさん» ありがとうござます!続編ですね!頑張ります(^^) (2018年10月18日 7時) (レス) id: dbc9699b6c (このIDを非表示/違反報告)
すらいみーる@元もちづき(プロフ) - まだまだ読みたいので私も続編希望です!!! (2018年10月15日 23時) (レス) id: 3b52443fef (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - 続編希望です!!! (2018年10月15日 19時) (レス) id: 1c0cf9ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんく(プロフ) - 松の葉さん» お褒めの言葉めちゃくちゃ嬉しいです( ; ; )受け主やっぱいいですよね!更新頑張ります!これからもよろしくおねがいします!(^^) (2018年9月30日 22時) (レス) id: dbc9699b6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃんく | 作成日時:2018年8月21日 7時