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「…これで、オッケーと。」


俺、最近バイト始めました。
父さんの保険だけじゃ最近、生活が成り立たなくて。

ラッパーのお手伝いも、金入るっちゃ入るけど
イベントの時とか写真とかは小遣い稼ぎ程度にしかならなくて。


もちろんやめる気は無いけど。


俺が始めたのは女性誌のスナップを撮るためのカメラマン。
中央区の女性たちはこっちに来ることを拒むから、俺に仕事が回ってきたみたい。



こっちに来ている女の人の写真を撮って、まあまあのお金になるならいいかなと思って始めた。

ちなみに今日はヨコハマに来ています。
交通費とかもあっち持ちだから、俺からしたら万々歳


「…あっ、ねぇ!君!」
「…?はい。」

女性から声をかけられても別になんとも思わないし。



「ちょっとお茶、しない?」
「あ、いや、いいです。すみません。」

ナンパとかもあんま興味ないし。



「えぇ〜いいじゃん!ちょっとだけ!」

でも、こうグイグイ来られると、困る…かも。


「あの、すみません…。」

下手に動くと怖いしな…
そう思って困っていると



「はい、STOP!お姉さん。彼、嫌がっているので、放してあげてください。」

割って入ってくれたのは

「銃兎さん!」


「…おや、Aくんでしたか。」
そう言ってふんわり笑った銃兎さん。


「なによ、この警官!なにもしてないわよ!」

声を荒げて、怒る女性
女性は俺が手に持っていたカメラを奪って、投げつけようとした

「えっ、あ、」

しまった。
ストラップかけとけばよかった。


そう思った瞬間


「こら、やめなさいと言ったはずです。」
「器物破損罪でしょっぴきますよ?」


女性の手を掴み、怖い顔で言う銃兎さん


「…ッ、うっさいわね!」

女性は逃げていった。



「あ、すみません、銃兎さん。ありがとうございます…。」

カメラが壊れたらもう、生きていけない…。


「どういたしまして。よかったらお茶でもいかがですか?奢って差し上げますよ。」

「銃兎さん、お仕事中じゃ…。」

「いや、今日は休みです。いつものスーツじゃないでしょ?」

言われてみれば今日の銃兎さんは黒のスキニーに黒のワイシャツ。少しカジュアル…?


「あっ、でも、奢っていただかなくて大丈夫ですよ。」

俺がそういって断ると


「さっきのお礼、と言うことでいいですよ。もし、何か用事があるなら構いませんけど。」







…皆さん交渉術高くないか…?



「…はい。少しなら…。」

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ちゃんく(プロフ) - すらいみーる@元もちづきさん» わ〜!嬉しいですありがとうござます!続編がんばります(^^) (2018年10月18日 7時) (レス) id: dbc9699b6c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんく(プロフ) - かなめさん» ありがとうござます!続編ですね!頑張ります(^^) (2018年10月18日 7時) (レス) id: dbc9699b6c (このIDを非表示/違反報告)
すらいみーる@元もちづき(プロフ) - まだまだ読みたいので私も続編希望です!!! (2018年10月15日 23時) (レス) id: 3b52443fef (このIDを非表示/違反報告)
かなめ(プロフ) - 続編希望です!!! (2018年10月15日 19時) (レス) id: 1c0cf9ebd2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんく(プロフ) - 松の葉さん» お褒めの言葉めちゃくちゃ嬉しいです( ; ; )受け主やっぱいいですよね!更新頑張ります!これからもよろしくおねがいします!(^^) (2018年9月30日 22時) (レス) id: dbc9699b6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃんく | 作成日時:2018年8月21日 7時

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