ラッパーのお手伝いさんはＤK【ヒプマイ】 (ページ20)

今日:2 hit、昨日:26 hit、合計:204,210 hit

１７ページ20

．

『やっほ～！ひふみんだよ！Aこないだはありがと(^_－)－☆マジでまた遊ぼね！』

『てゆか写真の話！今週の日曜とかどお？俺っちも独歩も先生もひまなんだよね～！』

『Aがもしよければ検討ヨロロ！( ^_^)/～～～』

．

一二三さんからそんなラインが来たのは火曜だった。
割とまめな人なんだなぁ…

「…って来たんだけど、二郎はどうする？」

俺がそう聞くと二郎は申し訳なさそうに

「……わり、その日は兄ちゃんと三郎と出かけんだ…。」

あまりにも残念そうに言うから、何だか笑ってしまった。

「ふふっ、いいよ、楽しんで。三郎くんとケンカしないんだよ？」

「おう…、マジでシンジュクに限って危険な目にはあわないと思うけど、気をつけろよ。」

「ありがと」

いっつも二郎は気をつけてって言うけど、
女の子じゃあるまいし、そこまで心配しなくてもいいのにね。

．

…ごめん二郎

ピンチダヨォ

もうすぐシンジュク着くってとこで尻揉まれてて、まあそれは百歩譲っていいことにしたんだけど。

…ストーカー？
多分尻揉んでたやつ。

俺が降りたら付いて来た。

いやマジで尻ならいいよ、別に。

ストーカーはマジで怖い…

待ち合わせ場所にまでついてきて本当に怖い

俺を迎えにきてくれるのは確か…

「あっ、君がAくん…だよね？」

独歩さんだ。

「こんにちは、今回はありがとうございます。Aです。」

俺が顔を上げて独歩さんを見ると、

「…よかった…。…？なんか顔色良くないんじゃない？」

俺を気にかけるように頭を撫でてきた。

「…おお、」

「…？あっ、ご、ごめん！！会っていきなり頭なんか…！俺のせいでAくんが変な人みたいに思われるね…ごめんね…俺のせい、俺のせい俺のせい…。」

わ、本物の独歩さんだ。

「いえ、ありがとうございます！気にかけてくださって。実は、今、ストーカー？にあっていて…できるだけはやく移動したいんです…すみません。」

申し訳ない。
せっかく迎えにきてくれたのに急かすようにして。

「ス、ストーカー…あぁ、あれか。…待たせてごめんね、行こう。」

グッと肩を引き寄せて、尻揉み野郎から俺の顔が見えないように歩いてくれた。

初対面なのに、ここまでしてくれるのが嬉しかった。

_____

ランクアップありがとうございます！
評価、お気に入りもありがとうございます！

アーイ！！！