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打ち上げでは、やっぱり各役から一言ずつメッセージを求められた。
当たり障りのないメッセージを残し、彼女も似たようなコメントをする。
そして始まった飲み会。
お酒は飲めないから烏龍茶をチビチビと飲む。
向かいにいた安島さんは緑茶なのか緑ハイなのか緑色のドリンクを同じくチビチビ飲んでいる。
「あまり人が多いの得意じゃない?」
『はい。久しぶりに賑やかなところに来たから少し耳が痛いです』
「無理しないでね。少し風に当たってきても大丈夫だよ」
『それじゃあ…』
そう言って彼女は席をたち、外に出ていった。
「石田さぁん!!いいんですか???追いかけなくて」
「え?」
突如、隣に座っていた共演者に絡まれる。
「安島さんですよ。ここら辺あまり治安良いとは言えないから女の子1人で外に出たら襲われちゃうかも」
「そんなアニメみたいなこと…」
「ないとは言えないですよ。石田さんだって男なら少なからず女の子に興味はあるでしょ?安島さん、中身はともかく綺麗な人ですからね」
中身はともかくってなんなんだ。失礼な人だ。
「彼女は中身も芯の通った良い子ですよ。
少し、様子見てきます」
僕も席をたち彼女の後を追う。
後ろからよっ、王子様!!!なんて声が聞こえてくるけど無視した。どちらかと言えば執事だろう。
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真菓子 - 続き楽しみに待ってますね☺️ご自身のペースで大丈夫ですから! (3月31日 21時) (レス) id: 396bdc0ede (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (3月16日 23時) (レス) @page32 id: 8bc829161e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suisho | 作成日時:2024年2月9日 3時