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Aちゃんから突き放されて、数日が経った。






あの日はあまり記憶にない。





唯一残ってることと言えば、Aちゃんとの会話。
それから、ユキが翌日に家を出て行くと話してくれたこと。





あの日を思い返す度に、夏目さんの言葉も浮かんでくる。





____どっちも傷つけたくないなんて自分勝手よ。そんなあなたの行動がどちらも傷つけてしまうリスクがあることを理解してちょうだい。





僕は、ユキのことも、Aちゃんのことも傷つけてしまったんだろうか。







「はぁ…やっぱりろくな事がないな…」





「珍しく大きな独言じゃん」






あまりにも考え事に集中しすぎてて、隣に保志くんが居たことをすっかり忘れていた。






「ごめん。気にしないで」



「あんま深追いはしないけどさぁ…。


石田さんはいつもそうやって考え込みすぎて結局自分が損してる気がするんだよね」







保志くんの癖して図星。
でも、今回の件に関しては僕が損するべきなのかも。
幸せになんてならない方がいい。もう、関わらない方がきっといい。






「いつか石田さんが幸せになってくれると皆喜ぶと思うよ〜」





「僕の幸せって何なんだろうね」





「えー。なんだろう。


理解してくれる人がそばにいること?あ、結婚とかじゃないからね!


ただわかっていてくれる人がそばに居るって安心すると思うし、幸せだなぁって思うよ」





わかってくれる人。
こんな僕でも、理解してくれる人。




やっぱり、彼女なんじゃないかって思ってしまう。





「はぁ……」




「あれ?!俺余計に考え事大きくしちゃった?!」






1人で焦る保志くんを無視して、あの子のアドレスを開く。

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真菓子 - 続き楽しみに待ってますね☺️ご自身のペースで大丈夫ですから! (3月31日 21時) (レス) id: 396bdc0ede (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (3月16日 23時) (レス) @page32 id: 8bc829161e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:suisho | 作成日時:2024年2月9日 3時

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