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｢ねぇ、なんで？
黙ってないで何か言ってよ。僕、勘違いしたままになるよ｣
｢……勘違い、じゃない。ごめん｣
｢……こんなことなら、最初から出会わなければよかった。
すごい、人生で1番最悪だよ｣
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿目覚めの悪い朝だった。
なんで急に、今になってあの頃の夢を見たのか。
わからないけど、確かなのは今の気分が最悪だということ。
｢石田さんは結婚とか考えないんですか？｣
最早ネタのようによく聞かれるこの質問。
｢僕はもういいです。今更考えないです。｣
いつものようにさらりと交わして次の話題に移す。
みんなこぞってこの手の話が好きなんだから不思議だよ。
しかし、今日に限ってはあの夢の事もあってか“結婚”のワードにモヤモヤと記憶が蘇ってくる。
僕の中で永遠と残る最悪な記憶。
｢石田さん？話聞いてました？｣
｢え？｣
｢もうー！！聞いててくださいよ！w｣
ダメだ、仕事だから集中しないと。
そう思えば思うほどに、僕の思考は夢の内容にいってしまう。これが悪夢ってやつだろうか。
｢はぁ……｣
｢なーにため息ついちゃってんの｣
休憩所でため息をついていれば後ろからつい先日結婚式を挙げた同期が声をかけてきた。
｢あぁ、久しぶり。｣
｢恋煩い？｣
｢まさか。ちょっと嫌な夢見ただけ｣
｢ふっ、子供みたいな｣
ほんと、子供みたいに何か別のイベントで嫌なこと全部忘れられたらいいんだけどね。
｢その夢全部忘れさせてあげよっか？｣
｢…はい？｣
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真菓子 - 続き楽しみに待ってますね☺️ご自身のペースで大丈夫ですから！ (3月31日 21時) (
レス) id: 396bdc0ede (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (3月16日 23時) (レス) @page32 id: 8bc829161e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suisho | 作成日時：2024年2月9日 3時
