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❅黄side
あれから数日、また末澤と丈、俺が会う機会があった。
といっても、仕事で行く局が同じなだけで会おうと思わない限り合わないだろう。そう思い末澤に声をかける。
｢丈に会いに行けへん？話、するんやろ？｣
一瞬嫌そうな顔をしたものの覚悟を決めたのか頷いて着いてきた。
｢丈、入ってええ？｣
楽屋に着いて声をかける。中からええよー、と聞こえてきたので末澤を連れて入った。
末澤がなかなか話し始めないのでほら、話すんやろ？と背中を押す。
丈も只事では無い空気に気づいたのか、いつもに増して真剣な表情で末澤が話し出すのを待っている。
｢あの、さ、こないだ会った時丈一郎くん僕のこと変やって言ったやん。｣
ぽつりと話し始めた末澤の口調は普段通りになっていて、彼の覚悟が伺える。
丈も驚いた顔を見せたが、すぐに話に集中し始めた。
｢…僕、記憶なくなってて！なんか覚えてへんのよね、全部！笑えるわぁ…｣
話が話なだけあって、重たくならないように彼はわざと明るく振舞っている。
｢そうやったんや…俺もできることは協力するから。教えてくれてありがとうな。｣
そう言った丈の頬に涙が光っているのを俺は見逃さなかった。
❅紫side
丈くんにも話した。そう連絡が来て驚いた。
誠也くんは俺ら以外に言うつもりないって思ってたから。
グループメールではそれなら安心ですね、とか、心強いですね、とか素直に受け入れているメンバーたちがいた。
俺らだけでもやっていけてたやん、そんな子どもじみた考えが自分にあることに気づいて、グループ以外にも事情知ってる人がいた方が安心やんな、と少しモヤモヤした気持ちを抑え込んだ。
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るるか(プロフ) - 望愛さん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです✨ぜひ最終話までお楽しみください😊 (5月29日 20時) (
レス) id: 6170c432d5 (このIDを非表示/違反報告)
望愛 - はじめまして！作者様のお話とても面白くて、毎回更新されるのを楽しみにしています♪これからも頑張ってください！！ (5月29日 20時) (レス) @page28 id: 109e5c7266 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるか | 作成日時：2023年5月24日 19時
