3日目の朝に ページ42
ドンドンドンドンドン
朝から何かを叩く音が私の耳に届く｡
「Aさん､起きてください」
私は半目で時計を見る｡5時｡
《こんな時間に誰…》
私は扉に向かって待つように伝えて顔に水をかけて､髪を適当に整え扉を開ける｡
『はーい』
と、返事をしながら扉を開ける｡そこには
ナイチンゲール「やっと起きましたか」
呆れながらそう言うナイチンゲールさんがいた｡
『あれ？ナイチンゲールさん…何か用でも…？』
ナイチンゲールさんは溜め息をついて要件を伝えてきた｡
ナイチンゲール「Aさん､貴女昨日…日記を書いてませんよね？」
『あ…』
完全に忘れていた｡どうしよう
ナイチンゲール「普通なら試合に出される回数が3日間多くなります｡」
『はぁ…なるほど…』
試合が多くなることに気分が下がりまくる｡
ナイチンゲール「まぁでも…」
『？』
ナイチンゲールさんが本をどこからともなく取り出して言う｡
ナイチンゲール「Aさん､昨日キャンベルさんが倒れたりして大変だったと思いますし…
今回は見逃します｡」
その本に何が書いてあるかは定かではないが私はペナルティをくらわなかったことを喜んだ｡
『ありがとうございます！』
ナイチンゲール「でも」
顔を近ずけてきてナイチンゲールさんが言葉を発する｡
ナイチンゲール「女子会は程々にしておいて下さい｡」
『は…はい…』
ナイチンゲールさんはそう言って階段を下りていった｡
《さすが荘園の主の代理人…なんでもお見通しってことね》
この館を管理してるということもあり完璧で絶対的権利があるナイチンゲールさん｡
『すごいなぁー』
なんて思いながらすっかり目が覚めてしまった私は鞄から本を取り出して椅子に腰かける｡
本を読み始めて1時間が経過した｡またしても部屋の扉がノックされる｡
「A起きているか？私だ」
《あ、天使キタコレ》
『はーい！待っててね！』
私は軽い足取りで扉まで向かって扉を開ける
『パトリシアーどしたの？』
パトリシアはワクワクしている様子で…
パトリシア「化粧をされに来たんだ！」
その言葉に私は部屋の中に入るように言い､急いで化粧道具を集める｡
孤児院から荘園に来るまで身バレしないようにと渡された物だ｡
《かなり種類あるから昨日教えてもらったのは出来そうかな…》
そう思いながらパトリシアの方に駆け寄り椅子に座るように促す｡
パトリシア「楽しみだ！」
『OK！準備できたから目は閉じといてー』
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莉奈(プロフ) - みぃさん» ありがとうございますぅ！頑張って書くので何卒宜しくお願い致します！ (2019年12月6日 14時) (
レス) id: 3da6a9cbfe (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - なんかこれから話が面白くなるのが分かりますよ……これからも頑張ってください！ (2019年12月4日 21時) (レス) id: c7c195428a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉奈 | 作成日時：2019年11月6日 10時
