女子会の前に�� ページ37
ー逃亡者視点ー
ガチャ
自分の部屋の扉が開いた音がする｡扉の方を見ればエミリー先生とエマちゃんが心配そうに見ている｡
『どうかしたんですか？』
私がそう言うと
エマ「どうかしたんですか？じゃないなの！何かあったなの！？」
エミリー「私たちが相談に乗るから話してほしいわ」
《何を言ってるんだろう？》
私は理解が出来ずにいたが､エミリー先生がハンカチを私の頬へ当てたので泣いていることに気づいた
『あれ…私泣いてる…？』
時計を見れば解散から20分が経過していた｡
『ごめんなさい！女子会行かなきゃですね！』
そう言って持っていく物を集め始めた私をエミリー先生が止めた｡
エミリー「なんで泣いていたの？」
そう言われた
『…なんででしょうね…これを見てたら涙が出てきてしまって…』
私は自作のストラップを手に乗せて2人に見せた｡
エマ「これは緑の帽子なの？」
『そうみたい…昔に作ったの｡男の子が身につけていた帽子だと思う』
エミリー「…これどこかで…」
『エミリー先生？』
エミリー「あ！なんでもないわ！過去のことを思い出して泣いていたのね…」
エミリー先生とエマちゃんが私を励まして安心させてくれた。
『ありがとう2人共…』
そう伝えて嬉し涙を袖で拭いとってから必要な物を集めてフィオナさんの部屋に向かった。
部屋のドアを開けると
フィオナ「あ！来た来た〜」
『ごめんなさい！遅くなりました！』
ウィラ「全然大丈夫よ！それよりちょっと手を貸してくれないかしら？」
どうやら女子会のため暖炉の周りに椅子やソファ､クッションを移動させているらしい｡
全員で協力して椅子2つとソファ1つを運んで暖炉を囲むように置き､
真ん中にタオルケットを敷いて寒くないようにした｡
『あれ？パトリシアは呼んでないのかな…？』
フィオナ「ドーヴァルさんは呼びに行ったけれど居なかったわ」
『あ…そうなんですね』
《多分キャンベルさんの部屋いるよね》
居場所は予想できたがキャンベルさんが寝られなくなっても困るだろうと思い誘わなかった｡
トレイシー「じゃあ場所決めよー！」
トレイシーちゃんの楽しそうな声で場所決めが始まる｡
最終的にはウィラさん､ヘレナちゃんが椅子｡ツェレさん､エミリー先生､エマちゃんがソファ｡
フィオナさん､マーサさん､トレイシーちゃん､私がふかふかのタオルケットの上になった｡
トレイシー「このタオルケットふかふかー！」
そして楽しい女子会が始まった
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莉奈(プロフ) - みぃさん» ありがとうございますぅ！頑張って書くので何卒宜しくお願い致します！ (2019年12月6日 14時) (
レス) id: 3da6a9cbfe (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - なんかこれから話が面白くなるのが分かりますよ……これからも頑張ってください！ (2019年12月4日 21時) (レス) id: c7c195428a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉奈 | 作成日時：2019年11月6日 10時
