2日目の朝に ページ19
自分の顔が日光に照らされているのが分かる｡
うっすらと目を開けてベッドの近くにある窓を見ると太陽が起きろと促すように綺麗に輝く｡
荘園の朝を肌寒く感じ、私はベッドから出られずにいた｡
コンコン…
ドアをノックする音が耳に入る｡
「Aさん？ウィラです」
私の部屋に来ていたのは調香師のウィラさんのようだ
『あ、はい…今開けます』
私は髪を手で直しながらドアをそっと奥の方へ押す｡
ウィラ「こんな朝にごめんなさいね…」
『いえいえ、来てくれて嬉しいです！』
私の笑顔を見るなり安心した顔を見せるウィラさん｡
『ところで私に何か用事ですか？』
ウィラ「今日の朝の試合にAさんが出ることになっているのだけど来ないから呼びに来たの」
『え？！私が出るんですか？！』
私は今起きたばかりで時計も見ていなかった｡時計を見ると7時半で…
『あと30分で試合開始？！嘘でしょ…』
ウィラ「私も手伝うから支度済ませましょ？」
『うぅ…お願いします(泣)』
私は申し訳ないと思いながらウィラさんがいないと間に合わないと判断し手伝ってもらった｡
髪を整え、服を着て、指輪のネックレスを付けて靴を履いた｡
ウィラ「準備OKね！食堂に行きましょ！」
ウィラさんに連れられ、私は食堂まで来た｡試合表を見ると…
午前の試合
サバイバー･逃亡者､占い師､調香師､空軍
ハンター･美智子
と、記載されていた｡
『早く朝食を済ませないと…』
キッチンから自分の朝食を持って食堂のテーブルに来ると
エミリー先生､トレイシーさん､クリーチャーさん､アユソさん…ナワーブさん…
私はお礼を言わなければとナワーブさんから椅子1つ分開けた席に座った｡
『ナワーブさん…あの…庭で寝てしまった時運んでくれたと聞きました』
ナワーブ「あぁ…勝手に部屋入ったこと怒ってるのか？」
予想外の言葉が返されて多少慌てたがお礼を言うという目標を思い出し口を開く
『いえ！わざわざ部屋まで送ってくれてありがとうございます』
ナワーブ「あー…うん｡風邪ひくから気をつけろよ」
『はい』
《優しい人だなぁ…って！そうだ部屋に入って寝かせてくれたんだよね…親切すぎ！》
なんだかナワーブさんと仲良くなった気がして(気がしただけ)ルンルン気分で食事をしていると
「あれ？ナワーブと…Aさんだね」
その声に私とナワーブさんが後ろを振り向く｡
そこに立っていた人とは…
2日目の朝に�� ＆ 初試合→←荘園に来て１日目が終わる�� 最終編
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莉奈(プロフ) - みぃさん» ありがとうございますぅ！頑張って書くので何卒宜しくお願い致します！ (2019年12月6日 14時) (
レス) id: 3da6a9cbfe (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - なんかこれから話が面白くなるのが分かりますよ……これからも頑張ってください！ (2019年12月4日 21時) (レス) id: c7c195428a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉奈 | 作成日時：2019年11月6日 10時
