検索窓
今日:9 hit、昨日:13 hit、合計:21,380 hit

▷▷▷ ページ35

次に目を覚ますと僕は楽屋のソファーに寝かされていた。


真っ先に視界に入ったのは光一。




「目ェ覚ましたか?!はぁぁぁ良かった……」



「ぼ、く…」



「Aが発作の対応方法完璧でほんまよかったなぁ。あの場に紙袋なんかなかったから危なかったで」





そうだ。僕、過呼吸起こして倒れたんやった。





「Aちゃんは?」


「ここで待ってるのもなんやからピアノ弾いてるって」





そう聞いて光一にはまだ寝てろと言われながらも僕はAちゃんの元へ向かった。





「Aちゃん」



「あ、起きたん?大丈夫?」



「うん。ほんまありがとぉ」



「ううん!咄嗟にあの方法が出てきたの。無理矢理でごめんね」



「初めての方法やったからびっくりしたけど凄く楽になれた」



「あれなぁ、Aのオカンのやり方やねん。

コンクール前にAがいつも呼吸上がるからああやってくれたんよ。

剛くんにも効いてよかった」



「ほんま助かった」




Aちゃんも、Aちゃんのお母さんにも感謝せなあかんな。
そして、僕は体調管理しっかりせな。




Aちゃんの咄嗟の判断に救われた僕はその後無事に練習を終えて家でゆっくり休み完治をした。




その数日後、光一が僕の風邪を貰ったって話は聞かなかったフリをした。

その18「ライバル“RUKA”の話」→←その17「救世主の話」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
設定タグ:KinKiKids , 堂本光一 , 堂本剛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 結城綾さん» 大変遅くなりました!剛くんは次回作できっと幸せになれると思いますのでぜひ新作もよろしくお願いします。 (2023年2月4日 12時) (レス) id: 75867b41bb (このIDを非表示/違反報告)
結城綾(プロフ) - 初めまして、いつも楽しみに読ませていただいてます、剛くん視点で時々切ないヒロインちゃんへの恋心が垣間見えるのがキュンとします、これからも無理ないペースで書いてください、楽しみにしております (2022年10月24日 21時) (レス) @page41 id: c0d3918841 (このIDを非表示/違反報告)
トット(プロフ) - 千香さん» いつもコメントありがとうございます(^^) リアリティを意識して書いてます!笑 感じていただけたなら幸いです(T_T) (2022年9月26日 21時) (レス) id: 0b050a84a6 (このIDを非表示/違反報告)
千香 - 本当に面白いです!なんだか実話にありそうで(笑)剛さん視点なのも良いです!これからも楽しみにしています! (2022年9月26日 19時) (レス) @page26 id: c728a92b9a (このIDを非表示/違反報告)
トット(プロフ) - natsuさん» コメントありがとうございます(^^)natsuさんの楽しみをこれからも作れるように頑張ります! (2022年9月26日 13時) (レス) id: 0b050a84a6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: x他1人 | 作成日時:2022年9月18日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。