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そんなこんなあり、何故か僕が彼女と2人でご飯に行くことに。
なんか腹立つから、ここで僕とAちゃんが付き合うたらあいつどんな反応すんのかなとか邪な考えが過ぎる。
「どーも。この前ぶりやね」
「そう、ですね。いきなりでビックリしましたけど」
「とりあえず、まだ店決めてへんのよ。好き嫌いあるかな思うて」
「あー、中華料理が好きです」
「じゃあオススメの店あるわ」
以前、僕も中華料理にハマっていた時期に東山さんに色んな店へ連れて行ってもらった。
Aちゃんと来たのはその店のうちの一つ。ホテルの中にある中華料理屋さん。煌びやかなホテルだけどその店はどこか落ち着く雰囲気もあるし全席個室と来た。
「緑茶で」
「あ、僕オレンジジュースで」
お互いドリンクの注文を済ませると真っ先に彼女はメニューを開いた。
キラキラと目を輝かせてメニューを見るもんだからよっぽど好きなんだなと思わず関心した。
適当に注文を済ませて本題に入る。
「この前は、楽しめた?」
「あぁ、初めてだったけど意外と楽しめました」
「そうか。ならよかった。飲み会では光一に捕まってたみたいやけど。話つまらんかったやろ」
「はい、めちゃめちゃ」
ものっそい正直に言うたなこの子。
そこに運ばれてきたのはかに玉と青椒肉絲と回鍋肉。
小皿を渡せばどうも。と言って真っ先にかに玉を食べ始めた。
「…光一さんって、今付き合ってる人いますか?」
お、まさかのそっちから来てくれる感じか。それはありがたい。
「あんまあいつの話聞かんからなぁ。最後に聞いたんは2年前くらいやな。」
ん、口角上がった。意外とわかりやすい子やん。
「そう、ですか」
「光一が気になるん?」
「好きです。」
「ド直球やな。一応僕彼の相方やけど」
「いや、正直な話まだ分からないですけど」
「……ほう?」
堂本兄弟で彼女は好きという感覚が分からないと話した。初恋を経験したことがないのだ。
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茶(プロフ) - 結城綾さん» 大変遅くなりました!剛くんは次回作できっと幸せになれると思いますのでぜひ新作もよろしくお願いします。 (2023年2月4日 12時) (レス) id: 75867b41bb (このIDを非表示/違反報告)
結城綾(プロフ) - 初めまして、いつも楽しみに読ませていただいてます、剛くん視点で時々切ないヒロインちゃんへの恋心が垣間見えるのがキュンとします、これからも無理ないペースで書いてください、楽しみにしております (2022年10月24日 21時) (レス) @page41 id: c0d3918841 (このIDを非表示/違反報告)
トット(プロフ) - 千香さん» いつもコメントありがとうございます(^^) リアリティを意識して書いてます!笑 感じていただけたなら幸いです(T_T) (2022年9月26日 21時) (レス) id: 0b050a84a6 (このIDを非表示/違反報告)
千香 - 本当に面白いです!なんだか実話にありそうで(笑)剛さん視点なのも良いです!これからも楽しみにしています! (2022年9月26日 19時) (レス) @page26 id: c728a92b9a (このIDを非表示/違反報告)
トット(プロフ) - natsuさん» コメントありがとうございます(^^)natsuさんの楽しみをこれからも作れるように頑張ります! (2022年9月26日 13時) (レス) id: 0b050a84a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶 x他1人 | 作成日時:2022年9月18日 2時