愛しのあの子は三本線【MASHLE】

No.35 ページ36

『マッシュ！！やったね、勝ったね！！』

マ「うん、ドット君は？」

ド「俺はAさんのお陰でもう治った」

『マッシュも治すからね』

マ「掠り傷だからいいのに」

『…ダメ、治さなきゃ…』

マッシュの傷を治していく内になんだかフラフラしてきた。

眠たくなってきたし…。

マ「ありがとうA、じゃ帰ろう」

『…う……ん…』

ダメだ、立てない…。

魔力沢山使ったから魔力切れかな？。

『…………』ﾌﾗｯ

マ「Aっ！……大丈夫？」

ド「俺を治すのに相当な魔力使った挙げ句、魔法まで使っちまったから…多分、魔力切れだぜ」

マ「ごめんA…無理させて」






『スーッ…』

レ「Aちゃん！？大丈夫ですか！？何があったんですか！？誰ですかこんな風にしたのは！？」

マ「魔力切れだよ、寝てるだけ」

ラ「やはりあのシルバって2年とやり合ってたのか…全く…どれだけAに無理をさせたんだ…」

マ「それは悪いと思ってるよ」

フィ「でも凄いよマッシュ君、星形のサソリも倒しちゃうなんて、銀の級硬貨2枚だね」

マ「…まぁ」

『…ん……』

全員「「「「「！！」」」」」

『あれ…マッシュ…？レモンちゃん？』

目を開けたらマッシュと号泣してるレモンちゃんが
いた。

どういう状況？。

『………みんなどうしたの？』

レ「え〜ん！！！よかったです〜！！！Aちゃあ〜ん！！！」

『レ"モンちゃん相変わらず元気だね…』

首が絞まる、絞まる。

マ「魔力切れで倒れたんだよ、ごめん無理させて」

『あー…大丈夫だよ、それよりドット君は…』

私達の少し遠くにドット君が背を向けて立っていた。

『ドット君っ！！大丈夫？』

ド「っ！///あ、ああ！！大丈夫だ！！///」

話しかけた途端、ドット君が顔を真っ赤にした。

熱でもあるのかな？。

『大丈夫？もしかして傷まだ治ってなかった？』

私はドット君の顔に触れて体温を確認した。

正常だけどな…。

ド「けっ…けっ…結婚してくれぇぇえ！！！///」

『んんん？？』

結婚してくればっかりだこの人。

あと後ろから殺気を感じるのは気のせいだろうか。

レ「マッシュ君！！どういうことですか！？」

ラ「グラビオル、グラビオル、グラビオル……」

フィ「(あーあ…またライバルが増えちゃった…)

マ「…」

ド「キノコ頭…その…さっきは面倒くせぇことに巻き込んで…悪かった、ありがとな」

『ちゃんと言えたね！えらい！！』

私はドット君の赤い頭を撫でた。

ド「……」ﾆﾔﾆﾔ

マ「ﾑｽ……らしくな」

ド「殺すぞマジで！！！！」

マッシュ機嫌悪い？。

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