No.18 ページ19
――数日後である。
『レモンちゃーん！！』
レ「あっ、Aちゃあああん！！！///」
『ぐふっ…』
相変わらずの抱き着きですな。
はたまた圧死しそうな毎日です。
『ありがとうレモンちゃん、お昼食べに行こ』
レ「はいっ！！///」
あの日から数日経った。
マッシュと私はあれから授業が一緒にならなかったりであまり話す機会がなかった。
だからマッシュが何をされてるのかも知らない。
何もなければいいんだけど…。
レ「Aちゃん？Aちゃん！！」
『ん？』
レモンちゃんが上から私の顔をのぞき込んでいた。
私よりレモンちゃんの方が身長高いからね。
レ「大丈夫ですか？ボーッとしてました」
『大丈夫だよ、さっ、早く行こ』
レ「はい！！」
本当に何もなければいいんだけど――。
『じゃあレモンちゃん、また寮で！！』
レ「はいっ！！また！！」
レモンちゃんと別れて廊下を歩いていた時だった。
何かを叩きつけるような音がした。
『え、なに？』
向かってみるとそこにはおいもキャベツさんを床に叩きつけてるマッシュと、血塗れのフィン君がいた。
『…どういう状況？』
マ「謝るのはお前の方」
部下「「え？…いやいやいやえぇ〜っ！？」」
あ、昨日のいじわる生徒だ。
『フィン君…大丈夫？』
フィ「Aちゃん…ごめんよ…ごめん…」
『謝るのは私じゃないよ、私何もされてないし、ちょっと触るよ』
フィン君の傷に回復魔法をかけていく。
こんな傷だらけにしてやっぱ最低なヤツだった。
フィ「ありがとう…」
『………あのさ、その人にそんな事したら退学になるって言ってなかったっけ？』
マ「……やっぱマズいかも、やってしまったかもしれない」
いややっぱじゃなくてヤバいよ。
やってしまった時点でヤバいよ。
ファ「ええ、その通り、やってくれましたね」
近くから声が聞こえた。
ファルマンっていう教頭の人らしい。
ファ「私は彼のことを彼のお父様から頼まれていますから、一部始終見させてもらいました」
『一部始終見てたんなら…』
ファ「この事を暴力事件としてフィン・エイムズ、マッシュ・バーンデッド、お前達二人を学内会議にかける」
『…え？』
ファ「少し考えれば分かるだろ、身分が違うんだ、君らとこの子じゃ、身分が違うんじゃ対応も違う、そんなことも判らないのかこのバカが」
―――プツン。
その時私の何かが切れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 323人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
靡(プロフ) - 名無しさん» 名無しさんありがとうございます！！、これからも頑張ります！！。 (4月3日 20時) (
レス) id: 2fb0f9fe6b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 靡さん» わぁ！わざわざ修正まで…ありがとうございます！！話の流れとかはすごくわかりやすくていいと思います╰(*´︶`*)╯これからも頑張ってください！応援してます！！ (4月3日 20時) (レス) @page36 id: 8696d895f8 (このIDを非表示/違反報告)
靡(プロフ) - 名無しさん» 名無しさん、ご指摘ありがとうございます！！修正します！！ (4月3日 20時) (レス) id: 2fb0f9fe6b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - とても面白い作品ですね…！！ですが、トム先輩の名前が選手になってしまっているのがちょっと残念です… (4月3日 20時) (レス) @page24 id: 8696d895f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：靡 | 作成日時：2024年3月18日 14時
