少年探偵団の最強美少女

ミステリートレイン【交差】4 ページ32

小蓑｢えぇ…あの火事のことは忘れられませんわ………あの火事のせいでこの車イスの世話になっているのですから…｣

小｢ほー…では火事で脚に怪我を…｣

『でもメイドの住友さんなら走れるんじゃない？』

住友｢は、走ればいいんですか？｣

世｢ああ…普段通りに…｣

ダッ

小｢(これで犯人が特定できるとは思えんが…)

コ｢ねぇ!メイドさん走るの結構速いけど…何かスポーツとかやってたの?｣

『ねぇ答えてよ…』

コ・A｢『おばあちゃん？』｣

小蓑｢…………………｣





出波｢はぁ！？確かにあの火事で亡くなった大金持ちのお孫さんの婚約者で…あの業火の中、助け出されたのも事実だけど…だからって何で廊下を走ってみなきゃいけないわけ?｣

小｢一応念の為に…とにかくロックを外して部屋に入れて下さいよ…｣

出波｢どうしても入りたいなら捜査令状持ってきなさいよ!!｣

小｢いな無茶な…｣

世｢じゃあさ、部屋で見つけたって言うあの腕時計…あれなら鳴ったりした?｣

出波｢見ての通り置きっぱなしにしてるけど鳴ってないわ…｣

コ｢え？どこ？｣

出波｢ホラ!ソファーの上に置いてあるでしょ？｣

コ｢(あれ？待てよ…室橋さんの遺体を見つけた時…見えたよな？)

『(扉の隙間から…向かいのソファーの弾痕が…)


小｢なんとかなだすめかしてさっきの出波さんにも廊下を走ってもらったが……ホントに意味があるんだろーな？｣

世｢とりあえず撮ったムービーを子供達にも見せてくるよ!｣ダッ

『……(あ、あの人は!!)』

小｢おい!聞いてんのかボウズ?｣

コ｢……………………｣


タタタ…

安室｢…………………｣ピ


コツコツ

コツ……

男｢………………｣

？｢………………｣ﾎﾞｿｯ

男｢！！…………………｣

『ねぇ!』

男｢……!!…………｣

『こんな所で何してるの?…お前…ライだよね』

ライ｢フッ………久しぶりだな…ファジー……いや、今はAAといったかな？｣

『やっぱりお前ライだったんだね…なんでこんな所に？その火傷はどうしたの？』

ビリッ

『っ！！』

ガクッ………

ライ｢さぁ…帰ってきてもらおうか……組織(われわれ)の元に…｣

世｢お前、何やってるんだ!!………!?A君！？｣

ライ｢………………｣

世｢お前…誰だ?…誰だって聞いてんだよ!?｣

ライ｢フッ…相変わらずだな…真純………｣

世｢しゅ……秀兄…｣

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