少年探偵団の最強美少女

ミステリートレイン【交差】2 ページ30

世｢出火の原因は電気系統のトラブルらしいけど、はっきりとはつかめてないそうだよ…｣

小｢今回の殺しがその火事にからんだ復讐劇なら…いよいよオリエント急行殺人事件じみてきたじゃねーか!!こりゃーまたさっきの客達に話を聞いてみるか！｣

コ｢ねぇ電気っていえばさー…何でA室の電気が切れてるのに交換しなかったの？｣

車掌｢この一等車の後ろは貨物車で…いつもは呼びの電球が置いてあるはずなのに今日は見つからなかったんだ…｣

『じゃあ、発車前に色々点検するのは車掌さんなんだね』

車掌｢あぁ…ちゃんと部屋の水が出るかとか…2,3人で…そういえばこの車掌の制服も一着無くなったとかいってたなぁ…｣

『………………そうか…』

ブーブー

コ｢！……………｣

世｢ん？何か気になる事でもあるのか？｣

コ｢あ、ううん…ボクも火事の記事見てたんだけどまだ何もわかんなくて…｣

世｢まぁ腹を据えてかかろうぜ？相手の方が焦ってるはずだから……時速80キロで走る列車の中に、逃げ場はどこにもないってね!｣

コ｢そ、そだね…｣

世｢君もだよ？A君？｣

『………………………』










哀｢(どうしよう…もしも本当に組織(かれら)が私を狙ってこの列車に乗り込んでいるなら………私はもう…この場所には…………！メール…知らないアドレス……誰？………


覚悟は決まった？

　 Vermouth


………べ、ベルモット!？)

光｢灰原さんメールですか？｣

歩｢誰から？｣

元｢コナンからじゃねーか？｣

哀｢……いや、ただの広告メールよ…｣ガチャ

阿｢あ、哀君どこにいくんじゃ？｣

哀｢トイレよ…風邪薬も飲むからちょっと長いかも…｣

蘭｢じゃあ私、哀ちゃんに付き合うよ!｣

園｢放っときなよ!ウザがられるだけだって!｣

蘭｢でもあの子…この部屋に来る途中ずっと私の上着の裾掴んでたから…何か心配事があるみたいだし…そばについていてあげないと…ガチャ

　

………あれ？哀ちゃん？どこー？｣


哀｢はぁ…はぁ…はぁ…(私を探しに来たって事は…恐らくAも連れ帰られる……

私が……あの子達を守らないと……。)

《じゃあ次は19歳の誕生日に…バイバイ、またね…あ、それと…そろそろ貴方に言っても良い頃かも……実はお母さんね……今、とても恐ろしい薬を作ってるの…ラボの仲間は夢のような薬って浮かれてるけど…父さんと母さんは願いを込めてこう呼んでるわ……


……シルバーブレッド…銀の弾丸ってね!》

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