少年探偵団の最強美少女

ミステリートレイン【一等】 ページ24

園｢さ、殺人!?これってガチで殺人事件なの!?｣

世｢ああ、誰かがこの人のこめかみを拳銃で撃ち抜いたんだ｣

蘭｢で、でも…この部屋チェーンロックが掛かってたから、無理矢理鎖をひきちぎって入ったよね?だから自分で……なんじゃない？｣

世｢そのロックをかけた方法はまだ謎だけど…こめかみの銃創の周りに焦げ跡がない…離れた位置で撃たれた証拠さ！拳銃で自分の頭を撃つ場合、銃口は頭に密着させるはずだから…｣

園｢でもさ―撃つ前に怖くなって思わず離しちゃったとかは？｣

『それはないと思う…拳銃の先にサイレンサーが付いてるから…ホラ、こんなに長いのに頭から離して撃つ方がたぶん無理がある…それに自決には普通サイレンサーは使わないよ』

園｢へぇ…｣

世｢その知識どこで学んだんだい?｣

『テレビ』

世｢ふぅん…｣

コ｢それにホラ、向かいのソファーに拳銃で撃ったような跡が付てるよ！｣

蘭｢え？｣

世｢多分、被疑者の手や袖口に発射残渣を付けて自分で撃ったと見せかける為に…痛いに拳銃を握らせて１発余計に撃ったのさ！もちろん犯人の手や袖口にも発射残渣は付いてるだろうけど…手に付いたヤツは水で洗えばすぐとれるし…部屋の窓は開くから服はもう捨てちゃってるかもな…でもまぁ、犯人はまだ確実にこの列車内だ…逃しはしないさ！｣

ブーブー

コ｢！…取り敢えずオメ−らは蘭姉ちゃん達と部屋に戻ってなよ！｣

元｢えー、ボク達も何か手伝いますよ!｣

歩｢歩美もー！｣

コ｢余計な事はすんな!!オレが戻ってくるまで部屋に鍵掛けて、誰が訪ねてきても絶対開けるんじゃねーぞ!!｣

『江戸川………』

哀｢何よ急に…｣

元「怖えーぞお前…」

コ「あ、だから…殺人犯がうろついてるから危ないだろ?」

世良「じゃあ子供達を頼むよ!」

蘭「一応お父さんに電話してきて貰うね！」

『………………』

車掌「あのー…」

安東「何なんですか？この騒ぎ…」

出波「まさか今回の推理クイズもう始まってるわけ？」

蘭「あ、いえ…クイズじゃなくて本当に殺人があったみたいで…」

能登「リアルで殺しですか…」

住友「まあ恐ろしい…」

小蓑「本物はいけませんわ…血生臭くて…」

『とにかくおまわりさんに連絡して……近くの駅に列車を止めて、車内放送でおまわりさんがくるまで部屋から出ちゃダメッてお客さんに伝えて?』

車掌「う、うん…」ダッ

世「…………君は一体何者なんだ？」

『ただよく事件に遭遇する…勉強がすきな小学生だよ…』

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