少年探偵団の最強美少女

ミステリートレイン 【隧道】 ページ20

車掌「な、７号車が消えた！？…ハハ…そんなバカな…」

歩「ホントにホントだもん！！」

元「さっき７号車でよ、拳銃で撃たれたおっさんがいて…その部屋から撃った犯人が飛び出してきたから追っかけたんだけど見失っちまってよ…」

光「撃たれたお客さんがいる７号車に戻ったら８号車だったんです！！」

車掌「け、拳銃って…だったらなぜすぐに我々車掌にそれを話さなかったんだい？」

コ「その時は推理クイズだと思ってたんだよ！！！とにかく確認してくれよ！！７号車が消えちまったんだ！！撃たれた客と一緒にな！！」

車掌「……じゃあ車両ごとに乗っている車掌に聞いてみるといい…車両の廊下の一番後ろで私のようにイスに座ってるから………………まぁ君たちの勘違いだよこの列車、オーナーの意向で車両番号を車両に表示してないし…」

『…意向？』

車掌「ミステリー色を強めるためらしいよ…お陰で部屋の場所が分からなくなる客が多くて我々車掌は大変だけどね………お客様…何かご用ですか？」

コンコン

車掌が部屋の扉を叩いた。

光「あぁやって呼び鈴を鳴らして部屋のランプが付いたら車掌さんが来るんですね！」

元「スゲー！オレも後でやってみよ！」

コ「それより今は、消えた７号車だ！！確認に行くぞ！！」

元「オウ！」

『…………』

哀「…………」

歩「哀ちゃん、Aちゃん、具合悪いの？さっきから全然喋ってないよ？」

哀「大丈夫……薬飲んでるから……」

『私も…大丈夫だよ』

歩「じゃあ行こ！」ギュ

哀「……(さっきの男…あの人に感じが似てた…でもあの火傷…どういう事？)

『…(さっきの男は間違いなくライだ…でも火傷って……一体どういうことなんだ？…)





コ「な、７号車！？本当にここ、７号車なのか？」

車掌「あ、あぁ…」

光「い、いつの間にか７号車が復活してます…」

歩「でも何で？」

車掌「？」

元「とりあえずBの部屋へ行ってみようぜ！！」

タタ…

ガチャ

コ「あれ？」

そこにいたのは先程と同じく、蘭、園子、世良だった。

コ「あ、あのさ、ここってホントに…」

園「８号車だって言ってんでしょ！！ガキんちょは部屋に戻って大人しくしてろって−の！！」

バン！！

光「…一体どういうことでしょう？」

歩「あの車掌さんが勘違いしてるのかなぁ？」

元「かもな…何か眠そうだし…」

コ「………」


『なるほど………分かったぞ』

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