少年探偵団の最強美少女

ミステリートレイン【発車】4 ページ18

歩「すごいすごーい！！」

元「駅みんなすっ飛ばしてるぜ！！」

光「終着駅までほぼノンストップらしいですから…」

阿「まぁ、どこが終点かは謎じゃがな！」

『名古屋だよ』

コ「そう、ネットで運行状況を調べれば、この列車の「スジ」は見えるから…」

阿「(二人ともせっかくミステリートレインに乗っておるのに夢のないことを…)

コ「それより気になるのはもう一つのミステリー…この列車の走行中に出される推理クイズだな…」

哀「噂だと乗客の中からランダムで犯人役と被害者役が選ばれ、事件が起きて…他の乗客全員が探偵となって、終着駅に着くまでに犯人を割り出すって趣向らしいけど…」

コンコン

『はい、なんですか？』

Aが扉を開けた。

『ん？…これって…』

コ「手紙か？」



タタン タタン

コ「おめでとう、貴方は探偵役に選ばれました…10分後、7号車のB室で事件が発生しますので…捜査を開始されたし…」

歩「ワクワクしちゃうよねー♡」

『意外と面白そうだね…』

光「この部屋ですね！！」

コ「(乗客全員が探偵じゃねーのかよ？)…あのー…失礼しまー…」

室橋「わっバカ！！入るな！！」

パシュ

パシュ

室橋が撃たれていた。

『うわぁ…』

元「スゲー、本物みてーじゃん！！」

光「追いましょう！！」

元「オウ！！」

歩「ほら！コナン君と哀ちゃんとAちゃんも！！」

哀「………これって…」

『ミステリー…っていうより…』

コ「ただの鬼ごっこだな…」



タタン タタン

コ「くそっ、見失っちまったぜ…」

『個室ばかりだから部屋に入られると分からないんだよなぁ…』

車掌「あ、君たちはこの列車は初めてかい？」

歩「うん…」

車掌「だったら部屋にいた方がいい…車内のスピーカーから今回の推理クイズが発表されるから…」

コ「え？まだ事件何も起きてないの？」

車掌「あぁ…今回はあと一時間だったかな？」

コ「(じゃあさっきのはまさか…！？)ダッ

元「お、おいコナン！？」

歩「哀ちゃん、Aちゃん、行くよ！」

哀「はいはい…」

『あー…うん…』

ガチャ

後ろの部屋から黒服の男が出てきた。



ドックン


哀「っ！！！…」

『っ！！！』

慌てて振り向いたが、男は既に反対方向に向かっていった。

歩「哀ちゃーん？Aちゃーん？」

『灰原……………一人になっちゃだめだよ』

哀「………ええ…」

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