少年探偵団の最強美少女 (ページ15)

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ミステリートレイン【発車】ページ15

ジ「ミステリートレイン？ベルツリー急行か…あんな目立つふざけた列車にシェリーが乗るとは思えんが……」

ベ「あら…だからこそのあえての選択(チョイス)なんじゃない？あの列車の客室は完全個室…組織(わたしたち)の目を盗んで関東から脱出するには絶好の移動手段だと思うけど？」

ジ「だが、どうにも信じられんな…シェリーが群馬の山奥に隠れ住んでいたとは…」

ベ「ええ…その情報を入手したバーボンも同意見よ…彼女が偶然接触した第三者にそう言っていただけだから可能性は低いと…でもシェリーがその列車に乗るのなら狩り場としては最適だと思わない？」

ジ「ああ…途中下車さえ阻めば…走る鋼の牢獄だ……鹿狩りの如く恐怖で追い立ててやれば、自ら銃口の前にその身を晒すだろうよ…」

ベ「わざわざ貴方にこの情報をリークした理由、わかるわよね？」

ジ「その鉄の蛇が巣穴に戻るまで手は出すなって事だろ？まぁ、久しぶりにお前の口からシェリーの名が聞けて嬉しいぜ…女同士で妙な仏心が出たんじゃねぇかと案じてたんでな…」

ベ「バカね…私を誰だと思ってるの…あぁそれと……ファジーも……乗る可能性があるわ…」

ジ「！……そうか…逃すなよ」ピ

ベ「…了解………………」

《私の負けよ…シェリーはあきらめてあげる…》

ベ「…(でもね…殺るのは私じゃなくバーボン…彼女だけはこの世にいてはならないのよ…悪く思わないでね…エンジェル…シルバーブレッド君？)