少年探偵団の最強美少女

謎めいた乗客 白日の下の潜伏 ページ11

佐藤「こちら佐藤…ジャックされたバスは現在、中央道を大月方面へ向かって走行中！！間もなく小仏トンネルです！！」

目《そのまま尾行を続けろ！！見失うんじゃないぞ！！》

佐藤「ハッ！！」

目「よーし、バスのガソリンは残りわずかだ！！！奴らは恐らく給油と同時に約束の乗客三人を解放するはず！！山梨県警に応援要請してバスが立ち寄りそうなPAに捜査員を配置させろ！！ドアを開けた瞬間が突入する絶好のチャンスだ！！」

「「「ハッ！！」」」

佐藤《警部！！バスがスピードを落としました！！これより小仏トンネルに入ります！！》

目「なに！？」
　


ゴオオオォ



男1「ホラ、お前ら！このスキーウェアに着替えて床に座れ！このゴーグルと帽子も忘れるなよ！
少しの間俺達の身代わりになって時間を稼いでもらうんだよ…解放された乗客の振りをしてバスから降りて逃げる俺達の時間をな……」

男2「心配しなくてもおまえらが犯人じゃないって事は他の乗客が後で証言してくれるさ…まあ俺達がどうかは運転手！お前次第だ！！俺達がバスから降りたらそのままバスを走らせて警察の目をバスに向けろ！！」

男1「もちろん指示に従ってもらうために…人質を一人取らせてもらう………一番後ろのガムの女！！お前だ、前に来な！！」

コツコツ

コ「……………」ジッ

男1「いいか！？トンネルを出たらスピードを上げて、後ろの警察の車を引き離してからバスを止めるんだ！！俺達が降りたらガスが尽きるまで突っ走れ！！この女の顔吹っ飛ばしたくなかったらなぁ！！」

運転手「は、はい！！」

コ・A「『(いや違う…彼女は人質じゃない………奴らの仲間だ！！)』」

コ「(思った通り…仲間三人でバスから降りた後、このスキー袋に入れた爆弾を爆破して乗客全員の口を封じる気だな？そう…奴らは本当に解放された人質になりきり警察に保護されて、自分達とは全然違う犯人像を三人で口をそろえて証言するつもりだ…)

『(恐らく警察は犯人は二人組だと思ってるだろーし…解放される前に乗客と犯人がもめていた、とでも言えば何かのトラブルで爆弾が爆発し犯人は乗客とともに爆死したと思わせられるという訳だ…全く意地汚い奴らだな…)

コ「(つまり、爆破後にバスの中から発見されるスキーウエアを着た新出先生とカゼをひいた男性の死体を、バスジャックの犯人二人だと錯覚させられるってわけだ！！)

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