フリーレンの姉は魔族殺し (ページ6)

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No.5 ページ6

ブラーレン「ふぅ…こんな感じだよフェルン」

フェ「ぁあ、…(すごい…)」

魔法使いの女性は一番岩の下の崖に一般攻撃魔法(ゾルトラーク)を当てた。

的確で、力強く、そして綺麗なほどに恐ろしい魔法だった。

全身が身震いする感覚。

この人は強い。

物凄く強い、と体が訴えていたのを覚えている。

フェ「あ、あの…お名前をお聞きしてもよろしいでしょうか…」

ブラーレン「ん？、あぁ…私はブラーレンだよ…もう行くね」

フェ「ブラーレン様！！私に魔法を教えてくれませんか！？」

ブラーレン「ごめん、それはできないんだ…」

ブラーレン様は悲しそうに笑っていた。

フェ「なら、いつかまた会えますか？」

ブラーレン「フッ……お前が一人前の魔法使いになって、自分で会いに来れば、また会えるんじゃないか？」

フェ「！！…………はい…ブラーレン様」

フェ「と言うことがあったのです」

フ「…………………」

フェ「なので、その日から一人で生きていく力を身につける事だけではなく、ブラーレン様に追いつきたいと思うようになりました」

フ「…………フェルン」

フェ「はい？…」

フ「実はそのブラーレン………私のお姉ちゃんなんだ」

フェ「え……？ブラーレン様がですか！？」

フ「うん………まさかフェルンと会っていたなんてね…これは私とも会うことになりそうだ…………」

あれからまだ80年だと言うのに…………。