フリーレンの姉は魔族殺し (ページ5)

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No.4 ページ5

魔王勇者一行が倒して50年と幾数年―。

そしてそれから11年後。

新たに魔法使いの命が生まれ、また幾数年経った頃

ブラーレン「ゼーリエの奴…面倒だからって渡しに押しつけたな…部下がいるだろう………………ハァ…」

ブラーレンは1カ月前のゼーリエとの会話を思い出す。

ゼ『ブラーレン、ちょっとお使いにいってくれないか』

ブラーレン『なんで私に頼むんだ……？、部下がいるんだろ？』

ゼ『みんな飛行魔法が使えんからな、そんな遠くないぞ？ちょっと三つ先の山を越えて海を渡るだけだぞ』

ブラーレン『遠いじゃないか』

ゼ『お前の好きな魔導書だ、嫌ではないだろ？』

全く…ゼーリエの人使いの荒さは直らないね………。

………………ん？。

これは………………。

一般攻撃魔法(ゾルトラーク)か…………。

フェルンside

フェ「あっ！…」

人が…。

あたってしまう…！！。

そう思ったのに、飛んでいた女性は

ブラーレン「お前かい？…これを撃ったのは、危ないよ」

防御魔法で軽々く相殺した。

フェ「申し訳ありません、お怪我はありませんか」

ブラーレン「大丈夫だよ、それよりもお前、何をしているんだい？名は？」

この人は一体…。

フェ「フェルンです、あの一番岩を撃ち抜く為に修業をしております…」

ブラーレン「そうか、だがその撃ち方だと撃ち抜くことはできないよ、一度だけ見せてあげるよ」

フェ「え…、」

ブラーレン「そこに当てるよ」

―一般攻撃魔法(ゾルトラーク)。

フェ「っ！！………」

私はこの時。

本物の魔法というものを見た。