8 ページ9
Youside
『ん〜、まだ6時か。』
いつもは優にいにおでこ叩かれて起きるけど、昨日廉兄に変なこと言われたこともあってよく寝つけなかったから早起きしちゃった。
いつもは7時に起きるけど、まぁいっか!
たまにはゆっくり朝を充実しようではないか。
そう思って下に降りると優にいが3人分のお弁当を作っていた。
『おはよー』
優「え!?どした!?熱でもある!?」
『失礼過ぎるでしょー私だって早起きくらいできるから』
おでこを触りながらあまりにも失礼な事をいう優にいの手を払って睨みつける。
優「いや、Aが自分で起きるなんて驚きすぎて」
「てか、自分で起きれるんならいつもそうしてもらっていいっすか!?」
『それはむりー』
そういって優にいが料理しているところをジーッと見ていると、
優「なんだよ、そんなにみんなよ笑」
『んー?いや優にいってちゃんと見るとイケメンなのに、なんで年齢イコール彼女いない歴なのかなって』
優「は?俺だって人並みに告白ぐらいされるわ!」
『じゃあ何で彼女つくんないの?』
優「それは、あれだよ。中々タイプの子に巡り合わねんだよ!うるせぇ!もうほっとけ!」
そんな風に意地はってる優にいだけど、私は優にいに彼女ができない理由知ってるよ。
『ねぇ、優にい?私と廉兄もう子供じゃないんだよ?』
『優にいが好きなことしてもいいんだよ?』
優「なんのことだよー笑」
『優にい、私と廉兄を優先するために彼女作らなかったんでしょ???』
『私達が邪魔してたんだよね。ごめんね、でももう大丈夫だよ?』
パチンッ『いった!』
いきなり優にいにデコピンされた。
優「何バカな事言ってんだよ。俺はお前らのこと邪魔なんて思ったことねーよ」
『それはそうかもしれないけど』
優「お前らは黙って俺からの愛を1番に受け取ってればいいの。わかった?」
そう言って優にいは私の頭を撫でて洗濯を干しに行ってしまった。
ありがとね、優にい。
36人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みみお | 作成日時:2022年7月5日 19時