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You side
「じゃあ、今日はここまで!解散!」
実行委員の集まりが終わって帰る準備をしていると
紫「Aちゃん帰ろ!」
にっこにこの笑顔ですでに準備を終えた紫耀くんが立ってた。
『うん!ちょっと待ってね』
急いで準備を終わらせて
『よし!お待たせ!帰ろっか』
2人で並んで下駄箱に向かった。
下駄箱から外を見ると雨が降っていた。
『うわー、雨降ってる。傘置いてきちゃったよー。』
そういえば、優にいが今日は雨降るから洗濯物は中で干さないとだーって言ってたな。
紫「俺折りたたみ傘持ってるよ」
『そっか、じゃあ今日はここでばいばいだね』
紫「え?何言ってるん?一緒に帰ろーよ!」
『いや、私傘忘れちゃったし!お兄ちゃん迎え呼ぶから!』
紫「ダメ!今日は一緒に帰る約束したもん!」
「2人で1つの傘じゃだめ?」
『紫耀くんが、いいなら、。』
紫「はい!きーまり!帰ろ?」
そう言って傘を取り出した紫耀くん。
相合傘とか近すぎて心臓飛び出ちゃうって!
紫「はい、どーぞ。入って?」
『ありがとう。お邪魔します?』
紫「ぷっ!お邪魔しますって笑Aちゃんおもろ!」
『え?あ、そうだよね変だよね笑』
紫「あー笑った笑った!さ!帰ろー!」
歩きだすとやっぱり1つの傘に2人は狭くて時々紫耀くんの肩に当たっちゃう。
肩が当たる度にどくんって心臓が動くのが分かる。
紫「〜でね?ジンっていうやつなんだけど、ジンがなー?」
ドキドキが止まらない私とは反対にずっと楽しそうに友達の話をしてくれる紫耀くん。
最初はどきどきしてて何も聞けてなかったけど、だんだん紫耀くんの話を落ち着いて聞けるようになって、紫耀くんの話が面白すぎてたくさん笑った。
『あーほんと紫耀くんの話面白い笑』
紫「ほんと?笑嬉しいなー笑」
『うん笑あ!家ここ!ありがとね?送って貰っちゃって』
紫「ここか!いいえ!楽しかった!」
『じゃあ、また明日!』
紫「おん!じゃあねー」
手を振って帰ろうとする紫耀くん。
紫「あ!!!」
5mくらい歩いたところで急に大きい声をだすからびっくりしてると急に走って戻ってきて、
紫「連絡先!教えてくれん!?」
そんなことのために走って戻って来てくれたと思うと思わず笑ってしまう。
『うん笑交換しよ?笑』
それからLINEを交換して友達欄に"しょー"が表示されてた。
紫「よし!これでおっけ!ありがとう!」
『こちらこそ!気をつけてね!』
見えなくなるまで紫耀くんは手を振ってた笑
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作者名:みみお | 作成日時:2022年7月5日 19時