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7日目 ページ7

7日目

今日、父が俺に話しかけてきたんだ。

急に優しくするんだ。

「何か辛いことがあったのか?」
「お父さんに話してみなさい」
「ゆっくりでいいから」

今までだって話したじゃないか。

母も俺に優しくした。

何がなんだかわからない。

その日、俺は学校を休んだ。
1週間ほど休んだ。

今、これを書いてたらなぜかこの間のことが
あまり思い出せない。
遠い昔のように感じるんだ。

そういやこんな事前にもあった気がするな。

あの時も日記を書いたんだっけ。

ゲームを取られて 好きな絵も描けなくて
イライラしたから泣きながら日記を書いたんだっけ。

また俺は同じことを繰り返して
日記を書いて
親に優しくされて
忘れて

忘れて

俺が何に対して怒っていたのか
泣いていたのか
わかんなくなって
また今まで通り学校に行って
また辛くなって
また親に相談して
辛くなって
殴って
怒って
泣いて
忘れて。

だから俺の部屋には中途半端に日記が書かれた
ノートがたくさんあるんだ。
今回も1週間で日記が終わった。

また中途半端に書かれたノートが積み重ねられる。

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作者名:おかゆの死因。 | 作成日時:2021年9月11日 22時

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