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次の日もその次の日も、樹は遅刻してきた
3日目にして全員のイライラが目に見え始めた。
抑えてるようだけど慎太郎の貧乏ゆすりが横目で見えた
そのほかの3人は気にしてないようで時計をチラチラときにしていた。
「おい慎太郎。貧乏ゆすり」
「は？あぁ、、樹は？アイツ遅くね？」
「忙しいんだろ、ちょっとくらい許してやれ」
「…にしてもさぁっ！…ハァ、、」
チクタクと進む秒針と、�眞呂凌景垢里瓩�る音だけが楽屋に響き渡る。
時計を見ると10:12
集合は10時、既に10分以上は過ぎていた。
「っすみません！遅れました！」
深深と頭を下げる樹の髪の毛はまとまっていて、特に寝起きという感じはしなかった。
「お前何分遅れてると思ってんの？しかも何日連続？」
慎太郎が胸ぐらを掴む勢いで樹を責めた
「ほんっとごめん、用意はしてたんだ。でも、なんか…ごめん。」
「は？意味わかんねえ。時間通り来れないならもっと早い時間に起きれば？」
「…わかってる、わかってるんだよ。」
「わかっててなんで出来ないの？」
「わかんねぇ、」
俯いてる樹の表情は全く見えない
慎太郎はガミガミ怒っていて樹もこれは反省するだろうなって。誰かに叱られたらちゃんと反省して次から治す、それが出来ない奴じゃないから治るだろうなって
でもさっきまで聞こえてた返事は全く聞こえなくて、その代わり慎太郎の声が心配するような声色に変わった。
「樹ぃ？ごめん怒りすぎたって。泣くなよ、な？」
「ちがう、俺が悪いから、、俺が…俺さえちゃんとしてれば…っ」
次第に泣き声が過呼吸に変わっていった
俺は樹の傍に近寄った
「樹？俺の目見て、ちゃんと。呼吸合わせて」
「どうしよっ、北斗…北斗どうしよう、俺、っ…出来ない、、」
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作者名：なぁず | 作成日時：2021年9月30日 18時
