keep going (ページ5)

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「俺、最近息苦しいって言ってたのはみんな知ってる？」

ジ「あぁ、あれと関係あんの？」

「まぁね、最初は薬もらって過ごしてたんだけどね、
でも、全然効かなくて、昨日病院変えて見て検査してもらったの」

今までにないほど静かな楽屋は居心地が悪い。
どこか悪かったの？って眉毛を下げるジェシーを見ると言いたくないなジェシーにはずっと笑顔でいて欲しいなんてワガママ言っちゃいそうになる。

「肺…、肺にガンがあるんだってさ」

ヘラヘラするのは俺らしくない、でもなんか笑っておかないと涙が出てきそうで

自分で言ってて悲しくなった。なんで俺なんだろう、まだまだ先に進めるのに、やりたい仕事いっぱいあるのに。

明らかにみんな戸惑っていた。
慎太郎は泣きそうな顔してるし、
樹はちょっと怒ってるし、
北斗は、多分なんか考えてる、すごく難しそうな顔してる。
ジェシーは涙を堪えきれてないし、
高地は俺を心配そうに見る

樹「は？間違いじゃなくて？もっとちゃんとしてもらったとこで見てもらった方がいいよ｣

「樹？十分いいところだよ、ちゃんとしてる。
その結果がこれなんだ、本当役に立てなくてごめん、でもおれまだしぬわけじゃないんだよ…
当分活動休止、、、させて欲しい」

声が小さくなる、自信がなくなる。

そんな時いつも支えてくれるのは、

ジ「ねえ、大我、心配しないで。
俺らも全力でサポートする、大我の場所守っておくから…だから、絶対、絶対に治して、元気になって帰ってきて。お願いだから…」

ジェシーだ。

「うん、ありがとう。」

この時ばかりは涙が出そうになった。
でもまだ泣いちゃいけない。
終わりじゃなくて、始まりだから。
泣く時は完治した時。

そう決めたんだ。