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33高地side ページ33

保護されて3日程経った時ようやく大我の意識が戻った。


高「わかる?大我、病院だよ」

京「ん、」



酸素マスクを付けているからか十分に返事しずらそう。



慎「今は、ゆっくり休もうね」


京「ごめん、」


慎「へ?」




大我は申し訳なさそうな顔をして俺らに謝った。


京「ごめん、迷惑かけて。」


慎「迷惑だなんて思ってないよ」


京「みんなの大切な時間割いた…」


慎「当たり前じゃん、メンバーなんだから。
関係ないよそんなこと、どこに居たって探しに行くから」





京「…俺なんか、生きててもしょうがないと思った」




相槌を打つものはいない。




京「病気が再発して、体力がもう持たないから抗がん剤も使えなくて、俺に出来ること。もうひとつも無くて、SixTONESにいる意味が分からなくなった。俺が居なくたって、SixTONESは成立してるから、消えていなくなりたいって初めて思った…」


ジ「大我、それ以上言ったら怒るよ」


京「SixTONESがない俺はもう生きてる意味が無いから。俺からSixTONESを取ったら何も残らない。だったらいっそ迷惑かけてしんでやろうって、」




みんなの鼻をすする音が病室に響く。
大我は気にせず続けて話す。



京「っでも、病院出ていった時に何故か、
SixTONESの元に帰りたい、みんなの顔が見たいと思ったんだ…
しにたいんじゃない、生きるのが怖かった。」



樹「きょも、、」


京「公園で北斗が俺に言ってくれたんだ。
俺が思ってる以上にみんなが俺の事必要としてくれてるって。
それが凄い嬉しくて、生きたいって思ったんだ。
残り少なくてもいい、俺の人生を最後まで真っ当に生きたいって。」



そう俺らに言ってくる大我の目は何かを決めたみたいな目をしていた


慎「生きてよ、きょも。」


京「うん、生きるよ。でもみんなみたいに長くは生きられない。もしかしたら1年持たない、1ヶ月も、数時間かもしれない。
抗がん剤も耐えれる体はもう持ってない。
それでも最後まで俺らしく生きたい。
これから迷惑かけるかもしれない、
今まで以上に。」


ジ「hahaっ、そんなの迷惑のうちに入らないよ、大我。もっと迷惑かけて」


少し大我やみんなの顔に笑顔が戻る。


京「ふふ、ジェシーありがとう。
迷惑は承知で、言うんだけど。
残り少ない人生、俺と過ごしてくれませんか?」








最初で最後の大我のお願いだった。

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kokoro(プロフ) - 号泣。 (2020年7月12日 9時) (レス) id: 1e1f0f3a45 (このIDを非表示/違反報告)
もめん(プロフ) - 更新楽しみに待ってます! (2020年3月1日 22時) (レス) id: 5d732a540d (このIDを非表示/違反報告)
やさい(プロフ) - 更新楽しみにしてます!!ゆっくりでいいので出してくれると嬉しいです! (2020年2月21日 17時) (レス) id: 628cf445da (このIDを非表示/違反報告)
きょもち - 更新楽しみにしてます! (2020年2月20日 22時) (レス) id: 1f3daddeea (このIDを非表示/違反報告)
やー - 更新ありがとうございます! (2020年2月6日 8時) (レス) id: 1f3daddeea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なぁず | 作成日時:2020年1月11日 15時

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