keep going (ページ23)

今日:23 hit、昨日:34 hit、合計:151,638 hit

23 樹side ページ23

意識を飛ばしたきょもはその日目を覚ますことはなくて、みんな一旦帰ることにした。

俺が運転する車で帰ってる途中

慎「きょもにあんなこと言わせちゃった、
抱え込んでてたのかな。」

樹「慎太郎は悪くないよ、
だからといってきょもが悪いんじゃなくて、
その、あのなんて言ったらいいんだろ、、」

北「わかってるよ、樹。誰も悪くない。
治って欲しいっていう俺らの願いは京本を無理させてたのかもな｣

そう呟く北斗の後に何かを発する者はいなかった。

より重くなる空気。

すると急にジェシーが

ジ「っしゃあ！！！！」

なんて声をあげ、全員が急に頬を叩いたジェシーの方を見た。

樹「なに？！ジェシー急に！」

ジ「おれ、大我に謝ってくるわ」

高「は？お前何？急に」

ジ「悪いことしちゃったじゃん？
ちゃんと謝って大我の意見聞いて、この先のこと考えよう。
自分を責めてて前に進めないのはSixTONESっぽくない。」

さすがウチのシンボル。
あんなにしんみりしていた空気を一瞬にして変えて
ホットドック好きそうな笑い方でみんなをプラスの方向に向けてくれるんだ。

樹「そうだね、きょもに謝ろう。
今は活動休止にしてもらってるけど、ほんとにそれでいいのか。」

北「おう」

慎「あーあ、早く明日にならないかなあ～
きょもに会いたいな～！！！！！
元気になってるといいね」

高「気が早いんだよ笑」

きょもに会いたい。今全員が思ってること。
SixTONESに復帰しなくてもいい。
俺らは元気な姿なきょもが見たいんだ。
残りの命が短くたって、その分濃く思い出を作ればいいんだよ。